出版も制作も一段落でちょいとのんびりモードの佐々木です(><)b
いや〜、先日開催されましたWWDC2018!
ハードウエアの発表がなかったのはまぁいいにしても、なんというか、順当なバージョンアップといえば聞こえはいいですが、ぼく個人的には、とくに興味をそそられる機能はありませんでしたねぇ(-_-)
ぼくが使いそうな機能を強いて上げるなら、拡張現実(AR)を使った定規アプリ『Measure』でしょうか。
カメラ越しに覗いただけで採寸できるアプリとのこと。どのくらいの精度なのかは使ってみないと分かりませんが、物理的な巻き尺が不要になるのかもしれませんね。
ただまぁ……採寸するようなことは日常生活にそれほどないと思いますが(^^;
あー、そうだ。自分の体のサイズとか計れないかな? 独り者のワタクシとしては、肩幅を測るのも大変なんですよねー。そうしてファッション通販アプリとかと連動して、自分にピッタリの服だけヒットさせるとか。
でもカメラ越しに覗いただけで腹周りまで計られるのは恐怖か! しかも、体の採寸がARで実現すると、街行く人達のサイズまで測れることになっちゃいますからヤバイか……
とまぁそんなこんなで。
WWDC2018で発表された主要機能はニュースサイトなどをチェック頂くとして、ぼくのブログでは、一足飛びにWWDC2019で発表してもらいたい機能(というか願望)をまとめてみました! めっちゃ気が早いですね(^^;
Apple Pencilにもっと力を入れて欲しい!
Apple Pencilの、デジタルにおけるあの書き味はイノベーションだとぼくは思うのですが、どぉも、Appleさんはかのペンに力を入れているように見えません。
iPad Pro側で、その書き味(リフレッシュレート)を向上させはしましたが、Apple Pencil自体は、いまだバージョンアップされてないんですね。
Appleの名前を冠したというのになんで?
狂喜乱舞したのはお絵かきユーザーくらいで、思ったより売れなかったから後回しにされたのかしら……(ToT)
iPadとApple Pencilの使い勝手をもっともっとよくすれば、紙と鉛筆に取って代わってビジネスユースにも浸透し、ゆくゆくは、オフィスはペーパレスになって社員1人にiPad1枚、というのも夢ではないと思うんですけどねー……
テクノロジーがまだそこまで追いついていないのかしら?
とにもかくにも、WWDC2019までには、第二世代Apple Pencilを切望する今日この頃なのです。
以下、その欲しい機能を列挙しました。
1.ワイヤレス充電(非接触式充電)対応に
あのちっこいAirPods(イヤホン)ですらワイヤレス充電なのですから、Apple Pencilができなくないと思うんですが……
可能であれば、iPadとくっつけるだけで充電できるようにして欲しい。iPadとのワイヤレス充電ができないのであれば、せめて、スマートコネクタにApple Pencilを接続することで充電できるようにしてほしいです。スマートコネクタは、Smart Keyboard以外ぜんぜん活用されてないからもったいない。
ワイヤレス充電だったりスマートコネクタ充電だったりでないとですね、鞄に入れながらの充電ができないんですよ。iPadのお尻にApple Pencilを差し込む方式(Lightning端子充電)では、鞄の中で充電できないし、机の上だって場所をとります。何より不格好もいいところで、ポッキリ逝きそう(-_-)
さらに、電源アダプタ経由だと、あんな小さなコネクタを噛ませなくちゃならないし。なくしますがな(^^;
ぼくがどうして鞄の中での充電にこだわるのかというとですね、Apple Pencilを1本、鞄の中に常備させておきたいからなのです。あるいは筆箱の中に入れっぱなしにしておきたい。
筆記用具は、入れっぱなしが自然なあり方のはず。鞄や筆箱から取り出して充電するのは煩わしいじゃないですか。
だからもっといえば、バッテリー駆動それ自体を止めて欲しいところではありますが、あの手書き性能を実現するためにどうしてもバッテリーが必要というのであれば、できるだけ自然な形で充電させて欲しいのです。
鞄に入れっぱなしでバッテリーが切れてしまっても、iPadにくっつけることで充電できるのであれば、出先までの移動中にApple Pencilが使えるようになりますからね。
2.複数端末対応に
2018年6月現在は、1本のApple Pencilに1枚のiPadしか対応しません。
ぼくのように、iPadを2枚3枚持っていると、いちいちペアリングし直さないとApple Pencilが使えるようになりません。
その逆もまた同じで、複数のApple Pencilを持っていても、iPad側にApple Pencilを複数登録することができないので、これまたいちいちペアリングし直す必要があります。
だから例えば……Apple Pencilを3本持っていて、iPadは1枚の場合。
机の上に1本、寝室に1本、鞄の中に1本、場所に応じてApple Pencilを常備させたくっても、これを使うには、またぞろApple PencilをiPadのお尻につっこんで、つまりペアリングを毎回し直す必要があるんですワ。
これまた文房具で考えた場合、書ける紙を選ぶペンなんてあったら苛立たしくて仕方がないじゃないですか。
例えるなら、インク切れしたボールペン。いざ書こうと思ってインクが出たかったときの、あのイラッとした感じといったら!
……ぼくが短気なだけですかね(^^;
iPadを紙に見立てるならば、いちいちペアリングし直さないと手書きできない紙なんて言語道断だと思うんですね。
そもそものペアリングを廃止しろ、とまではいいませんので、初回ペアリングがすんだら、あとはどのiPadでも描けるようにしてほしいですねぇ。
3.iPhone対応に
なぜ、なぜiPhone対応にならないのか!
Apple PencilでiPhoneに手書きできるようになったら、文房具のシステム手帳のような使い勝手を実現できると思うんだけどなぁ。
とにかく早く、一刻も早くiPhone対応を! もうそのひと言ですね。
4.手書き機能はOS管理に
ちょっと込み入った話になりますが、Apple Pencilによる手書き機能は、OS管理にして頂きたいと常々思っています。
どういうことかというと……
現状は、Apple Pencilが使えるか否かはアプリに依存します。例えばちょっと前まで、Apple純正ワープロアプリpagesでは、Apple Pencilで手書きできませんでした(現在はできます)。にもかかわらず、MS社製Wordアプリには手書きできていたわけです。
つまりアプリによって手書きできるか否かが分かれるわけですね。同じ『ワープロ』という機能を提供していたとしても。
それもこれも、手書き機能がアプリ管理だからだと思う次第です。
そうではなく、手書き機能をOS管理にすることで、ありとあらゆるアプリに最低限の手書きをできるようにしてほしいのです。
例えばブラウザアプリSafariに手書きできたらいいと思いませんか? ブラウジング時、サイトやブログに手書きメモを残しておきたい潜在ニーズは多いと思うんですよね。いまは、苦肉の策でキャプチャに手書きするしかないわけで。
もちろんネットは日々更新されるものですから、手書きメモを残そうと思ったら、サイトのHTMLやCSSもごっそり保存しておく必要はあると思いますが、いまのiPadの性能を考えれば、大したデータ量ではないはずです。
されには電子書籍にも手書きしたい要望は根強くあって、うちのブログにもちょくちょく問い合わせが来ます。2018年6月現在、KindleアプリはApple Pencil対応していないから手書きできないのです。
でもOSが、必要最低限の手書き機能を提供してくれさえすれば、Kindleにも手書きできると思うんだけどなぁ。
もう最悪、キャプチャでもいいと思うのですが、その場合でも、キャプチャしてから手書きするのではなく、手書きをしたら自動的に画面キャプチャされて、その保存先も『写真』アプリではなく、専用アプリにまとめて欲しいところでですね。『メモ』アプリでもいいけど。
そうして、お絵かきアプリのような、独自の描画能力を持つアプリについては、OSの手書き機能を停止すればいい。さらには、アプリのツールバーなどはペン先でタップ操作をできるようにして、コンテンツ表示領域のみ、手書きできる場所と定めてやることも大切かと。
とにもかくにも、ぼくがすごく違和感を覚えるのは、キー入力との違いなんです。
入力機能の一つであるキー入力はOSが提供しています。だから、ATOKなど入れる場合でも設定画面からインストールするわけです。
なのに、もう一つの入力機能である手書きはアプリ管理でOSは提供していない。
Apple Pencilは、その名の通り鉛筆なのですから、鉛筆で紙を移動させることなどないわけで、Apple Pencilは、手書きに特化して欲しいとほんと思うわけですね。
OS統合は必要ないが……
さてWWDC2018でもう一つ注目を集めていたのが下記でしょう。
『iOSとmacOSは統合しない! ただしアプリはどっちの環境でも作りやすくするぜ!』
確かに、iPhoneとMacでは、画面サイズがあまりにも違うことにより、その操作性もぜんぜん違いますから統合の必要はないと思います。
もちろん、よりシームレスに連携してほしいとは思いますが。iCloudにファイルアップするのも微妙にタイムラグがあったり、AirDropがいまだ認識が遅かったり、そういう基本的な連携はより改善して欲しいですね。
そのような連携がシームレスになれば、iPhoneとMacはぜんぜん違う使い方をするコンピュータですから、統合の必要はないと思います。
ですが、問題なのがiPadですねー(^^;
ここ数年、AppleさんはiPadをノートPCの代替となるような宣伝をしていて、その宣伝を見るたびに、ぼくは心を躍らせたものですが……
iOS11で、『ファイル』アプリやマルチタスクやDockなどがiPadにも登場しましたが、やっぱり、ガチで仕事に使えるようにはなりませんでした。
iPadは、Macのサブコンピュータとしてなら素晴らしいのですけどねぇ。
『指二本での操作』などは、もう隠し技的様相を呈してませんか?(^^; この辺詳しくは『iOS11で追加されたiPadのタップ・スワイプ操作を動画で説明!』に操作動画をいろいろアップしているので興味ある人はご覧ください。
あと最近思うのは、iPadとiPhone Xの挙動について。
指の動かし方はiPadもiPhone Xも同じなのに、iPadとiPhone Xで挙動が違う場合があるんですね。
例えばiPadでは、画面を下から上にスワイプするとDockが出てくるか、コントロールセンターになるかのどちらか(これも紛らわしいケド)ですが、iPhone Xでは、この操作がホームボタンの代わりになるんですね。
なので最近ぼくは、iPadとiPhone Xの操作を間違えることが出てきました(-_-)
この辺は、過渡期ゆえの問題なのかもしれませんが、Appleさんらしからぬインターフェイス設計だなぁと思います。もし今後、すべての端末でホームボタンを廃止して、iPhone Xの操作性に統一するのであれば、早くそうして欲しいですね。
その割に、WWDC2018ではハードウエアの発表がありませんでしたが(^^;
そうして最後に、なんといってもマウス!
このブログでは再三再四書いているので詳しく書くのは止めますが、iPadにマウスを!
ネズミプリーズ!!!
マウスがないと、たぶん、画面とキーボードの行き来で肩が腱鞘炎になりますて。
ということで、iPadの立ち位置はいまだ漠然としているなぁ……と感じたWWDC2018でした。
もういっそ、iPadにタッチ操作可能なmacOSを積んじゃえば?と思わなくもないですね(^^; まぁそうすると事実上の統合か?
とにかくぼくは、iPadは紙、Apple Pencilは鉛筆。ライバルは他タブレットではなく、アナログの文房具だと思っています。
確かに、手書きするのにキーボードは邪魔ですから、MacのApple Pencil対応はもう諦めますので(でも、iMacにApple Pencilが対応になったら作画にはすごくイイと思うんだけどなぁ)、今後のiPadは、2in1PCを目指すのではなく(2in1PCが欲しいならシェアを考えるにやっぱりWindowsでしょう)、紙を目指してほしいと切に願う今日この頃なのでしたm(_ _)m