iPhone Xレビュー:Face ID・ホームボタン廃止・5.8インチの使い勝手は如何に!?
iPhone Xを受け取りに実家に帰ってきた佐々木です! 注文時、なぜか住所変更できず……
ということでなんと! 発売日当日に入手できましたiPhone X!!!
もうてっきり、年明けまで待たねばならない覚悟をしていたのにどうしたことでしょう!?
とにもかくにも、やっぱり新しいiPhoneはいいものです♪(´ε`)
そんなこんなで今回は、iPhone Xの初見レビューを速攻でお届け致します!
何よりも驚いたのは……Face ID!
iPhone Xといえば、ホームボタン廃止によるベゼルレス画面が注目されていたように感じますし、自分もそうでしたが、手にして真っ先にたまげたのはFace IDでした……!
実はぼく、Face IDには大して期待してなかったのです。指紋認証のとき、その反応速度の遅さに「iPhoneのロック解除には使えんなぁ……」というのが偽らざる感想だったもので、きっとFace IDも使い物にならないであろうと。
ところがどっこい……!
使い物にならないどころか『使っていることに気づかない』ほどでした!!
つまり、反応速度がメッチャ早いんです!!!
この出来は素晴らしいですね。iPhoneは、手前に傾けてスリープ解除する機能がありますから、これと組み合わせれば、実質的に、指での操作は、画面を下から上にスワイプしてのロック解除だけ。パスコード入力も、指紋を押しつける動作も不要となりました。
しかも、顔認証が若干遅れたとしても、画面を下から上にスワイプする動作はできるんです。スワイプしたあとに一瞬間だけ認証画面になって、その後ロックが解除される仕組みです。
これにより、指紋認証よりずっとスムーズにロック解除できるようになっています。すごい。
ただし……!
iPhone Xと自分の顔が近すぎるをエラーを起こします(^^; フロントカメラで顔が捉えられないのでしょうね。
そんなに顔を近づけることもないだろうと思われるかもしれませんが……うつぶせ・仰向けでiPhone Xを操作するときがまさにソレ(^^;
最初ぼくは、何かの不具合かと思って焦りました(笑)
これはiOSのせいというよりは、カメラレンズの限界でありましょう。ドアップの顔は撮影できないのと同じ理屈だと思います。輪郭もカメラレンズに収まりきりませんし。
これを抜本的に解決するには、顔認証よりすごい技術であろう虹彩認証でないと無理ですかね? でもサングラスを着けてたら認証できませんし。
この辺の生体認証は、細かな不具合はどうしても発生してしまうのでしょう。
認証できるか否かの見極めは、カメラ撮影時を思い浮かべてみればよいかと。
キレイに自撮りするイメージで顔認証するのがベストですが、もちろん、そこまで意識しなくても一定の距離さえ保てばすぐさま認証できます。
認証できなかったときはiPhone Xを遠ざけてみましょう。うつ伏せのときがちょいとつらいですが(^^;
ホームボタン廃止による操作性は如何に……!?
iPhone Xでは、ホームボタンが廃止になって画面が大きくなったわけですが、操作性が損なわれるのではないかという懸念もありました。
ですが大丈夫!
ホームボタンなしでもほぼやっていけます!
まぁ多少慣れは必要ですが、ホームボタンに勝るとも劣らない操作性を実現していますね、画面下から上へのスワイプ操作は。
この辺も詳しくは『Face IDの精度がすごい!でも距離とマスクには注意!』でご覧ください。
ただ、片手での操作は若干しにくくなったかな。もちろんできなくはないですが。
あと、いままでの癖で、うっかり画面縁を押し込みそうになるんですよ(^^; ぼくだけかな?
そすっと、iPhone Xを滑らせて落っことしてしまう危険性大です(゚Д゚)
なので慣れるまでは、両手操作推奨ですね。
画面サイズは大きくなったが……!
ホームボタン廃止による何よりもの恩恵は、画面サイズが大きくなったこと。特に縦幅が。
iPhone 8 Plusは5.5インチなのに対して、iPhone Xは5.8インチあります。しかもiPhone 8 Plusよりボディは一回り小さいんですね(^^)
これにより、電子書籍やホームページなどのコンテンツがより見やすくなるはずなのですが……
ぼくの場合、旧機種はiPhone 7 Plusの5.5インチだったこともあり、大した違いは感じられませんでした。
たぶんiPhone 7の4.7インチからの機種変なら「おお……デカイ!」と感じられるのでしょうけれども。iPhone SEならなおさら。
もともと、多くのコンテンツはヨコ書きですからね。縦幅が長くなったとはいえ、スクロールする頻度は大して減らないと思うのです。画面の下端まで文章をキッチリ読んでからスクロールする人も希でしょうし。
ならば、日本語ならではの縦書きこそ読みやすくなるのではないかということでKindleを立ち上げてみると……なんと、発売から数ヶ月経った18年2月現在も、Kindleは5.8インチに対応しておりませんでした(ToT) つまり上下に黒い余白ができてしまうのです。早めの対応が待たれますねぇ。
それとぼくは、裁断→スキャン→PDFデータ化した、通称『自炊書籍』の読書をiPhone Xで行いたかったのですが……これもアプリが5.8インチに対応していないことにはいかんともできまへん。
画面サイズ詳細は『画面と本体のサイズ感を比較!使い勝手はどう変わる?』でご確認ください。
OLED(有機EL)はどうなのか!?
画面についてもう1つの特徴は、OLED(有機EL)になったこと。
Super Retina(すーぱーれてぃな)と銘打たれたiPhone Xのディスプレイは、目を奪うほどの色彩・光度を実現しているとのこと。
とくにOLEDは黒の表現が素晴らしいので、映画とかアニメとか見てて、夜などの暗いシーンでも細部までハッキリ見えることが期待できます。
Appleさんも『真の黒』だなんて格好良くいってますしね!
ということで、薄暗いシーンのアニメを見比べてみました。iPhone XとiPhone 7 Plusで。
そうすると……
うーん、確かに薄暗い背景とかは、黒で塗りつぶされていることなくなったと思いますが、思ったほどではなかったかな?
それよりも、色味が全然違って見えることにびっくり!
iPhone Xのほうが、よりシックに、肉眼で見るのと近い感じの色になっている気がします。リアリティのある色彩というか。これに比べてiPhone 7 Plusは、『いかにもアニメ』というような色彩ですね。
……分かりにくくてすみません(^^;
まぁいずれにしても、iPhoneのRetinaディスプレイは元々ズバ抜けてキレイでしたから、今回のように、2機種を並べてじっくり見比べてもしない限り、その違いはあんまり分からないかなと思います。
OLEDに期待されることは、映像のキレイさ以上に省エネでしょうね。
ベゼルレスによるコンパクトサイズ!
ベゼルレスの恩恵は画面の大型化よりも、むしろ『5.8インチなのにコンパクトになった』ことにあると思います。
iPhone 7 Plusから比べると、特に縦幅が、一回り小さくなりました。
ぼくはiPhone Xを手に取るまでは「どのみち片手では扱えないんだから、コンパクトにするよりもっと画面を大きくして欲しかった」と思っていたのですが……
ああ……やっぱりiPhoneは小さくないとね(ToT)感涙
この手になじむサイズ感。すばらしひです。
もちろん画面の上のほうに親指が届くことはないのですが、それでもこのくらいのサイズがiPhoneらしいというか何というか。
iPhone Plusは、もはやiPhoneではなくiPadという感じでしたね個人的には(^^;
というわけで以上、初見レビューでした!