iPhone/iPad容量まとめ:選び方・見方・減らす方法
今回は、読者さんからご質問頂きましたiPhone/iPadの容量関係についてレビューしてみたいと思います。容量でお悩みの方はぜひご参照ください。
【このエントリーの目次】
選び方の目安は?
iPhoneやiPadを購入する際に悩ましいのが容量の選択です。
2016年12月現在、iPhone 7は3つの容量を用意しています。
32GB/128GB/256GB
32GBからいきなり128GBとなっているので、なおさら悩ましいところではあります。
Appleさんも容量選択はユーザー任せですし、そりゃまぁユーザーによって必要な容量は違ってきますが、なんの目安もないと容量選びは混迷の一途になることでしょう。
そこでワタクシ、この混迷に一石を投じたいのですが、ようは、データをクラウドに逃がせるのかどうか?によると思うのです。
クラウドとは?
事前知識としてクラウドとは何か?ですが、ネット上の保存領域のことですね。
有名どころとしてはDropBox、Googleドライブ、iCloudなどです。
ここにデータをアップしておいて、必要なときだけダウンロードできるようにしておけば、iPhoneの容量はさほどいらないわけです。
通信速度制限はどうなのか?
ここで1つ問題になってくるのが、キャリアの通信速度制限です。
あんまりたくさんデータをダウンロードしていると、「そんなにダウンロードするなら金払え」とキャリアに言われてしまい、通信速度を極端に落とされてしまうのです。くっそー。
なおWi-Fi(無線LAN)を使うならこの通信制限には引っかかりません。
キャリア回線を使うときはもっぱら屋外かと思いますが、例えば音楽データを屋外で何百曲もダウンロードするなんてことは普通しませんし、数曲程度なら、通信速度制限も大して影響ないと思います。
だから基本的にクラウド利用がオススメ。
クラウドに上げられないデータとは?
クラウド利用を前提にiPhoneの容量を選ぶならば、最小容量32GBでも十分かなと思います。
ぼくは、16GBのiPhoneを以前使っていましたが、音楽データ100曲は持ち歩くことができて、アプリもそこそこの数をインストールできていました。ゲームアプリも2〜3本インストールしてましたし。
そうして、iPhoneに入っていないデータが見たくなったら、都度、クラウドからダウンロードしてたのですね。
以前はそうった使い方で不便なかったのですが、でもいまは、128GBに大幅アップしています。
なぜか?
ここが見極めのポイントなのですが、最近仕事で、動画データを見ることやたら多くなったのですよ。
動画データは、1本で4GBもあったりします。
そうすると……クラウドから1本ダウンロードしただけで、キャリアの通信速度制限に引っかかるわ、ダウンロードがおっとろしく遅いわで、クラウドからのダウンロードは現実的でないのですね。
しかも最小容量32GBでは、動画数本入れたら、アプリや音楽やその他もろもろがまったく入らなくなります。
なのでぼくは動画のために128GBにした、というわけです。
つまり選び方の目安とは──
──動画のような巨大データを扱う場合は128GB以上はほしいけど、そうでないならクラウド利用して32GBで間に合わせよう、ということ。
動画に次いで大きなデータの筆頭としては音楽データが上げられますが、1曲10MB前後ですので、動画データの400分の1しかありません。現状ぼくは、230曲前後の音楽データをiPhoneに入れておりますが、使用容量は4.7GBです。200曲入れて動画1本分ですね。
だからクラウドと併用すれば多くの人は32GBあれば十分で、動画を入れるなど特殊な使い方をする人は128GB以上必要でしょう、ということなのですね。
特殊な使い方としてもう1つ、ゲームアプリ。超大作ゲームになると1本1GB越えることもありますから、何十本とゲームアプリを入れておきたいゲーマーは128GB以上にしておいたほうがいいでしょう。
それと、128GBか256GBかは、動画やゲームを何本入れたいかによります。
これは単純な割り算で、動画なら1本4GBと仮定して、30本以上入れたいなら256GBとなります。まぁ実際は、動画以外のデータを入れとく容量も必要ですから、25本以上の動画を入れたいなら256GBといったところでしょう。
容量の見方・確認方法
続いて容量を減らす方法をご説明していきますが、その前に、いまどのくらいの容量をiPhone/iPadで使っているのかをチェックしましょう。
動画でご説明しますので下記をご覧ください。
容量を減らす方法
上記動画で容量の見方は分かったかと思います。
容量の見方が分かれば、どのアプリがいちばん容量使っているかも分かるのですね。
ぼくの場合は一目瞭然で『ビデオ』アプリが容量を相当食っているわけです。つまり動画というわけ。
これが分かったなら、そのアプリを削除するか、そのアプリ内データを削除するか、この2パターンとなります。
アプリ削除の方法は『アプリの終了・削除・ダウンロードの方法』でお話していますのでご参照ください。
アプリ内データを削除する方法は、基本的には、アプリを開いてちまちま削除するしかないのですが、一部のApple純正アプリは、Mac(またはPC)のiTunesでファイル操作することが可能です。
ということでiTunesでの容量を減らす方法を動画でご説明致しましょう。
2020年になったらこんな不便ともオサラバか?
以上、iPhone/iPadの容量についてでした。
まとめますと……
容量の選択は『多くの人は、クラウド利用すれば32GBでいい』と思います。
容量の節約は『アプリ内ファイルをちまちま削除しましょう。一部のファイルはiTunesで削除できるよ』ということですね。
余談ですが、2020年あたりにキャリア回線が5Gになり、そうすっと、超高速・超大容量になるとのこと。
そうすれば、キャリアの通信速度制限も撤廃されて、動画ですらクラウドから素早くダウンロードできるようになるかもしれません。詳しくは『モバイルの未来を5Gから考えてみたり』にて。
そうすると、こんな容量や通信速度の不便さもなくなると思うのです。
期待してますよ、docomoさん!