iPad Pro 9.7レビュー:画面の反射は軽減したか?アニメの見心地は?
iPadシリーズで地味に困るのが、画面の反射です。
たとえば、アニメ視聴を楽しんでいるというのに、フェードアウトして画面が暗くなると、ニヤけている自分の顔が映り込んでしまうのです!
夜の憩いのひととき、ささやかながらに現実逃避しているというのに、突然自分のニヤケ顔(リアル)を突きつけられる。大問題ですネ?
Apple社によれば、iPad Pro 9.7インチは『世界で最も明るく、最も反射の少ないスクリーン』とのことですが……店頭で見る限りは、自分の顔はけっこう映り込んでいるように感じました。
本当に画面反射は少なくなっているのでしょうか?
ということで今回は、iPad mini 2と比較して、画面反射が改善しているのかを検証してみたいと思います。
実物をお見せできないので、写真に収めてみた
本当は、実物を見比べてもらうのが最も分かりやすいのですが、ブログではそうもいきません。
なので画面の映り込み具合を写真で撮ってみたのですが……写真で表現できるほど、違いがあるものなのか?
「まぁ無理かな?」と思いつつも、試してみました。
なお被写体は『WORKING!!』のことりちゃんです。
念のためですが……ことりちゃんは♂ですのであしからず。
ではまずは、iPad mini 2の画面反射具合から!
iPad mini 2
ことりちゃん、ばっちりくっきり反射しております!
シルエットはもちろん、顔の凹凸や髪の色、さらにはお目々の瞳孔までもハッキリ映り込んでいることが見て取れますね。
『黒い鏡』といっても過言はないでしょう。女性なら、鏡を忘れたときに重宝しますね?
この映りっぷりと比較して、iPad Pro 9.7インチはどれほどに反射軽減したのか?
っていうか写真で再現できるほどなのか!?
とくとご覧ください!
iPad Pro 9.7インチ
な……なんと……!
お分かり頂けましたでしょうか!?
写真でも、映り込みの違いをハッキリくっきり表現することができたのです!
つまり、写真で写せるほど、iPad Pro9.7インチは画面反射が軽減しているということ!
さらに比較しやすいよう、両者の写真を並べてみたのが下図。
iPad Pro 9.7インチは、ほぼシルエットしか映り込んでいません。この反射だけで、ことりちゃんだと分かる人はまずいないでしょう!
顔の凹凸も出てないし、髪の色もほぼブラック、お目々はどこにあるのかも分かりません。
これ、肉眼でみるとよりいっそうハッキリ違いが分かります。
さすがAppleさん、いい仕事してますね。
使用感としてはどうか?
ただまぁ、どんなに反射が軽減されようとも、アニメ見ているとき自分のニヤケ顔が映り込んでしまっては意味がないのです。
大切なのは、スペックではなくユーザー体験なのです。
ということで、GW中に夜を徹し廃人化してアニメを見た結果をレビューしてみたいと思います。
iPad mini 2はどうだったかというと……
部屋の灯りを『豆球』(常夜灯)にしてアニメ視聴しないと、自分の顔が気になって仕方がないほど反射してました。
うちの寝室はLEDで、豆球でも3段階ほど光量調整できるのですが、『豆球で一番明るく』することでようやく落ち着いてアニメに没頭できる状態だったのです。
部屋を薄暗くするとアニメ視聴は快適でしたが……視力が落ちそうで怖いですね。
iPad Pro 9.7インチはどうかというと……
部屋の灯りは、『通常の灯り』を一番暗くすれば、画面反射は気にならなくなりました!
つまり、豆球よりよっぽど明るくても大丈夫、ということです。
アニメがフェードアウトしたとき、自分のシルエットは映り込んでいます。部屋の灯りによっては、ニヤケている口元くらいまでは分かるかもしれません。でも、アニメがフェードアウトする一瞬では、そうそう視認できないと思います。
iPad mini 2は『ほぼ鏡』でしたから、これと比べると雲泥の差。大変よい使用感となりました。
何よりも、部屋の灯りを豆球にしなくていいのが嬉しい。これで視力低下を恐れることもなくなりました!
アニメは明るい部屋で見ましょうね!
まとめ
ということで、以上をまとめますと──
──iPad Pro 9.7インチ、反射はするけどシルエットが見える程度。アニメ視聴もだいぶ快適になりました。
画面反射に関するレビュー、お役に立てば幸いです(^^)