よく考えたら、まとまったApple Pencilレビューを書いてなかったので、遅まきながらレビューしてみたいと思います!
レビューは、大きく2つにまとめました。
Apple Pencilは、イラストを描かない人にとっても、つまり仕事での使用を考えている人にとっても、すごく便利な入力デバイスであるとぼくは確信しています。
ということで、まずはイラストを描かない人向けのレビューから始めましょう。
そのあとに、イラストの描き心地もレビューもさせて頂きます。
Apple Pencilは、iPad Proでしか使えませんのでご注意を
まずはじめに注意点から。
Apple Pencilは、iPad Proでしか使えませんのでご注意ください(2016年現在)。
つまり、iPad AirやiPad miniでは使えないということですね。iPad Proの12.9インチか9.7インチのみの対応です。
でも今後は、iPhone7には対応させてくるでしょうから、そうなると活用の幅がより広がりますね(^^)
イラストを描かない人のためのApple Pencil活用レビュー
Apple Pencilは、イラストを描く人だけのものと思っていませんか?
そんなことはありません!
紙と鉛筆を使う人ならば、ぜんぜん大丈夫です。
走り書きでもメモでも図表でも──紙と鉛筆を使う人ならばApple Pencilはとても重宝するわけで──つまり紙と鉛筆を使わない人はいないでしょうから、イラストレーターや絵師に限らず、人類みんなApple Pencilが使えます! 壮大ですね!
ぼくは、元々お絵かき用にApple Pencilを買いましたが──使って初めて気づいたのですが、作画に限らず、あらゆる手書きに使えたのです。紙より断然いいのです、Apple Pencilによるフリーハンド入力は。
だからぼくは、メモ書き・走り書きに至るまでApple Pencilで入力するようになりました。打ち合わせでも会議でも使うようになりました。かろうじて紙と鉛筆なのは、いまや講演会やセミナーのときだけですね。
いやだって、講演会やセミナーでApple Pencil使ってると……目立つんですもの(^^;
だから内輪の勉強会ではApple Pencilです。目立つのさえ気にしなければ、Apple Pencilのほうが断然いいのです。
ネットもキーボードも使える『紙ノート』──それがiPad Pro
会議や打ち合わせで使うと心底実感するのですが、紙ノート代わりのiPad Proが、ネットに繋げられるってほんと便利。
それはあたかも、コ○ヨA4ノートがネットに繋げられるかのよう。さらには、キーボードのタイピングにも対応しているわけです、紙ノートが。
打ち合わせ程度ならば、iPad Pro・Apple Pencil・キーボード──この3点セットがあればまったく問題ありませんでした。iPad Proで打ち合わせや会議に臨みたい人は、下記エントリーもご参照ください。
『紙と鉛筆のような使い心地』──これこそが、iPad ProとApple Pencilのコンセプトだと思います。
ライバル機種のSurfaceの場合は、あくまでも『ノートパソコンにペン入力できるようになった』という感じなので、Appleの発想がいかに革新的か、Surfaceと全く違うかがおわかり頂けるかと思います。
ただ唯一の難点は……紙より重いんっすわ(^^;
Apple Pencilの重さは全然大丈夫なのですが、12.9インチのiPad Proはそこそこ重いのです。いえ、iPad Pro単独での持ち運びは全然大丈夫なのですが、MacBook Pro15インチと一緒に持ち歩こうとすると……手提げバッグではゲンナリするでしょうね。リュックがほしくなります。
でも、この重量問題を解消すべく出てきたのがiPad Pro9.7インチ! Wi-Fiモデルでなんと437g!
437gがどのくらい軽いかというと、角砂糖およそ110個分です!
重いのか軽いのか分かりませんね、すみません(^^;
重量感を文面で表現するのは難しいですが、体感的には、MacBook Proと一緒に持ち歩いても良さそうです。ぼくのiPad miniは331gですが、これをMacBook Proと一緒に持ち歩いても重量を感じさせませんので、そこから106g増えたところでどうということはないでしょう。
サッと取り出してススッとメモる──なんて取り回しの観点からも、9.7インチという重量とサイズはちょうどよいと思われます。
ぼくはイラストも描画するので12.9インチですが、ビジネスユースなら9.7インチのほうがいいでしょうね。12.9インチは、とにかくデカイっす。
消しゴムって、ものすっごくストレスだったんです
Apple Pencilはデジタル入力ですから、『消しゴムツール』を選択すれば、ひと撫でで文字も線も消すことができます!
「なんだそんなこと?」などと思うなかれです。
このひと撫でで消せることが、どれほど快適なことか!!
人類史上、いまだかつて体験したことのない書き味ですから、Apple Pencil以前の人類は、『消しゴムがいかにストレスだったか』に気づいていないだけなのです。
オマケに定規もついてます!
使用アプリはアップル純正の『メモ』でした。
例えばボールペンで書いたらそもそも消せませんよね。清書とかメッチャ神経使うじゃないですか。でも今後、電子認証や電子書類が普及すれば、Apple Pencilでサラリと書いて「あ、住所の漢字、間違えちゃった」とかでも簡単に消せるのです! 下書き不要です。
まぁ清書はタイピングすればいいという考え方もありますが(^^;、この『消しゴムレス』、真価を発揮するのはなんと言ってもアイディア出しや走り書きのときです。
すごい急いで文字や図形を書いているのに書き間違えてしまうと「イラッ」としますよね? だから消しゴムで消すのももどかしいので、間違えた文字を塗りつぶしたり。
そうすると最終的には──真っ黒な紙だけが残るという寸法です(^^;
フリーハンド入力が、カット&ペーストできる!
アプリにもよりますが、大半のお絵かきアプリなら、フリーハンド入力をコピペできます! もちろん移動もできます。
たとえば「あー、この文字と図形、もうちょい右に書けばよかった(ToT)」と後悔することしばしばですよね。紙と鉛筆だと。
でもこれが、Apple Pencilなら、フリーハンド入力が切り貼りできる!
動画使用アプリは『Procreate』です。
とんでもねぇです。
これがアナログなら、ハサミとノリが必要になります。でもApple PencilとiPad Proがあれば、紙と鉛筆に加えて、ハサミとノリの代わりにまでなるのです。
思い出してみてください。文章を鉛筆で書いていた日々を。
誰しも、何かしらの書類や原稿を執筆した経験はあると思います。執筆経験がないなら、小学校のころの読書感想文を思い出してください。執筆はもちろん、編集作業も大変でしたよね。
さらには遙か昔、ワープロ専用機が出始めの頃は、「ワープロで文章を書くと日本語が下手になる」なんてことも囁かれました。
が、いまはどうでしょう?
手書きで執筆する人なんて、一部の作家先生を除き、もはや誰もいなくなりましたよね?
紙と鉛筆のほうがどう考えても携帯性高いなのに、ノートPCを持ち歩く日々ですよね?
メールでなく手紙なら、大変面倒ですよね?
それもこれも、手書きではコピペができないからなのです。
「ちょっとこの段落を入れ替えよう」と思っても、簡単にできないからです。
フリーハンドによる図示やメモも、手書き原稿と同じ。
Apple Pencilでは、つまりデジタルによるフリーハンド入力は、編集の手間がないのです。コピペできるから。
「あー、この図、もうちょいこっちに書けば良かった」というときも問題ありません。カット&ペースト──つまり移動も楽々です。
Apple Pencilで書いた『紙』は紛失しない!
第三のメリットとしては、なんといっても、データをなくさないこと!
Apple Pencilで書いた文字や図形は、必ず、iPad Proに入っています。消去しない限り。
そして何百枚も保存しておけます。
『iPad Proで一元管理している』ということさえ覚えておけば「あのメモ、どこいったっ!? こっちのノート!? それともこっちの裏紙!? あ、裏紙捨てちゃった!」ということがなくなります。
スタイラスペンと比較してみた
以上のように、フリーハンド入力に凄まじい威力を発揮するApple Pencilですが、「でも高いし、市販のスタイラスペンでもいいのでは?」とお思いかもしれません。
しかし書き心地は、やっぱりApple Pencilのほうが一枚も二枚も上手。
まぁぼくが持っているスタイラスペンは、スタイラスペンが登場した当時のものですので、今のスタイラスペンはさらに進化していると思いますが──それでも純正品のApple Pencilには敵わないでしょう。
また、サードパーティーのスタイラスペンは、専用アプリでないと性能をフルに発揮できないこともありますのでご注意ください。Apple Pencilのように、どのアプリでも同じ描画性能で使えるわけではないのです。
さらには高性能なスタイラスペンだと、Apple Pencilとほぼ同等の価格帯になりますしね。1000円〜2000円高い程度なら、Apple Pencilがいい、ということになります。
以上が、ビジネスユースでのレビューでした!
どれも実際にぼくが使っている体験談なのですが、いかがでしょうか?
欲しくなってきましたか?(爆)
さらにぼくは、趣味程度にイラストも描きますので、以下、イラスト描画の使用感もレビューしてみたいと思います。
イラスト描画する人のための描き心地レビュー
さて次は、イラスト描画する上でのApple Pencilレビュー。
結論から言えば、ぜんぜんオッケーです。
Apple PencilとiPad Proがあれば、いつでもどこでもイラストが描けます。
手前味噌で恐縮ですが、Apple Pencilでラフ・ペン入れ・着色すべて行ったイラストが下図。アプリは『メディバンペイント』。この程度なら、パソコンに接続しなくても描けるよ、というご参考程度に(^^;
あ、ちなみにこのコは芽以子サンいいます。よかったらこちらも読んでみて〜
iPad Proの画面は12.9インチで適切か?
欲を言えば、イラスト描画には15インチくらいほしいですけどね。12.9インチだとパネル展開がしにくいので。レイヤーパネルとかブラシパネルとか。
でもこれも、工夫されたアプリならば大丈夫。画面が広いと、意外と不要なパネルを展開しているものです。
お絵かき用におすすめなアプリは『Apple Pencilに最適なおすすめアプリまとめ』をご参照ください。
書き心地は、ワコムの液タブと同等
まず描き心地ですが、ワコムの液タブと同等と考えてもらえればいいでしょう。
所持しているワコムの液タブ『Cintiq Companion Hybrid』という13インチ液タブと比べると、描画性能に違いはないと思いました。
Apple Pencilは筆圧レベルを公開していませんが、ワコム液タブの筆圧レベルは2048レベルで、これと同等と考えてもらえればいいと思います。
描き味は若干異なりまして、ワコムが「カチャカチャ、シャーッ」って感じなのに対し、Apple Pencilは「カツカツ、スーッ」って感じ。まったくわかりませんね(^^;
つまりiPad Proは画面に摩擦が一切なくツルツルなのでよく滑ります。最初はツルツルに戸惑うかもしれませんが、そもそものワコムも、紙と比べたらそれほど摩擦ありませんし、フルデジタルでイラスト描ける人であれば、すぐ慣れると思います。
紙からiPad Proに移行を考えている人は、慣れるまでにちょっち時間がかかるかもですね。
前述ビジネスユースのレビューでは『紙のような使い心地』と書いておいてなんですが、文字や図形を書く程度ならば『紙のような感じ』でいいのですけれども、イラストのような繊細な作業になると、やはり紙と同じような体験は得にくいです。
ただこれは、Apple Pencilの問題というよりは、液タブ全般の問題ですからね。
解決策としては慣れるか、着色から行うようにするか、どちらかになるかと思います。
紙と同じ操作性には脱帽の域
描き味は紙と違いますが、操作性は紙と全く代わりません。というよりも、紙を遙かに凌駕しています。
まず、コピペに移動に変形に──この辺の編集作業はデジタルツールならではの利点であるので割愛します。ワコムの液タブでもできることですから。
Apple PencilとiPad Proの利点は、ワコム液タブと比べ、とにかく薄くて軽いので、取り回しが半端なくよいのです!
ビジネスユースのレビューでは「重いデカい」と言っていたのに真逆のコトをいってしまうようですが(^^;、イラストユースとなるとぜんぜん違います。だってワコムの液タブのほうが、より重くてよりデカいですから(^^;
iPad Proの、あのうっすい筐体に、描画遅延のまるでないスペックをよくも詰め込んだものだと舌を巻きます。
しかもパソコンに依存することなく、iPad Pro単体での使用が可能なのですから……初めてApple Pencilを使ったときはお目々を疑いました。
「あ……これもう液タブいらないわグッバイ」と思いましたね、まぢで。
作画においては薄くて軽いですから、いつでもどこでもお絵かきできます。机の上はもちろん、ソファの上でも、ベッドの上でも、イラストが描画できるのです。
もちろん、消しカスに埋もれることもありません。
操作性で、とくに感動したのが回転です。
iPad Proのお絵かきアプリには、画面の回転機能がついていないこと多いのですが、それもそのはず、iPad Pro本体を回転させてしまえばいいのです!
なんということでしょう!
iPad Pro本体を回転させられることにより、ぼくは初めて、画面の中を回転させることがいかに不自然かに気づいてしまいました……。画面回転は、頭の中で一瞬考えていたのです。わずか一瞬ですが、これ、けっこうストレスであることに気づきました。
iPad本体を回転させることの、なんたる自然なことか……。もうアレです、描画中、無意識にiPad本体をグリグリ回転させてますね。
つまり紙で描くのとまったく同じように描画できるのです。
それに加えて、コピペもできて消しカスに埋もれることもない──こうなると、紙の操作性を上回ってしまいます。
ワコム液タブでもできないことはないですが……22インチだと、もう回転って感じじゃなくて移動ですよね。「よっこいせ」といった感じ。専用の回転台、またはアームが必要ですし。ワコム液タブ13インチでも配線が邪魔です。ぼくがもっている『Cintiq Companion Hybrid』は、アンドロイド端末としてスタンドアロン使用できるため、本体を回転させることはできますが……分厚くて重いので、あんまりそういう使い方はしませんでした。
それが、iPad Proのサイズと薄さであれば、ごく自然に「iPad Proを回転させながら描画する」という操作になりました。
これ、超イイです。
Apple Pencilにはボタンいらない
ワコム液タブとの決定的な違いは、タッチ機能です。
ワコムのタッチ機能は、実質使えません。これは至る所にレビューあがってますから、いまさら説明するまでもないかなと思いますが、とにかく使えません。
開発者は本当にこの機能を使っているのか?と疑いたくなります。
iPad Proでのイラスト描画は、あのスムーズなタッチ機能がそのまんま使えます。オマケにRetinaディスプレイの美しさ。
まるで、四次元ポケットから出てきた未来アイテムのようです。ぼくたちはいま、まさにドラいもんの世界に近づきつつある、といっても過言ではないでしょう。
こうなってくると──タッチ機能が縦横無尽に使えるようになると──指で拡大縮小も移動も行えて、回転はiPad Pro筐体そのものを回転させられるようになると、Apple Pencilにボタンいらなくなるんだなぁと実感しました。
そもそも、ペンにボタンがついているほうが変だったのです。ペンタブのペンは、最初からボタンがついていたので「ペンにボタンがついているほうが変なのだ」ということに気づきませんでしたが、紙以上の入力デバイス──つまりiPad Proが出現することにより、ぼくたちは「ペンにボタンがついているほうが変」という真実に初めて気づいたのです!
だってペンにボタンがついていると、描画に夢中になったとき、間違って押してしまうことありませんか?
ぼくはよくありました。
だからちょくちょくイラッとしたものです。
ゆえに、ペンにボタンがついているほうが不自然なのです。
紙のように本体を回転させて描けて、拡大縮小移動は指で行えるのなら、ペンにボタンはいらないと思います。というより、ショートカットキーもいりません。つまり左手用コントローラーとか不要なのです。
だって考えてもみてください。絵の具で絵を描くとき、左手用コントローラーが必要だったでしょうか?
どれもこれも、テクノロジーの未発達により、または「パソコンで描く」という固定観念から抜け出せなかったがために、メーカー側がそれを強要し、ぼくたちはそれをやむを得ず受け入れていたに過ぎません。
まさにコロンブスです。ぼくたちは「地球は平面なんだ」と思っていたのです。
つまり『ペンにボタンはいらない』ということのほうが真実だったというわけですね。
iPad Proは液タブとしても使えるよ
ちなみにiPad ProとApple Pencilは、液タブとしても十二分に使えます。
CLIP STUDIO PAINT──通称クリスタでどうしても描画したいなら、下記ページをご参照ください。
ただ難点は、液タブとして使うと『iPad Pro固有の、紙のような操作性』が失われてしまう点ですね。操作性が失われると、ショートカットキーとか左手用コントローラーとかが欲しくなってきます(^^;
イラストは上手くなるか?
最後は余談ですが、「iPad ProとApple Pencilを使えば、イラストは上達するのか?」について。
ぼくの見解はこうです。
「間接的に上達するでしょう。でもこの間接的なのが重要です」
なぜならば、iPad ProとApple Pencilをすぐ使えるところに置いとけば、いつでもどこでもすぐさまイラスト描画を始められるから。だから練習頻度があがってイラストが上達すると思います。
実は、スキルを習得するのに環境整備はとても重要です。
パソコンをつけて、アプリも立ち上げて、液タブとパソコンを繋げて──などとやっていたら、イラストの練習が億劫になるんです。
行動科学マネジメントの分野でまさにそのことが言われておりまして、例えば、毎朝ジョギングを継続させたいならば、トレーニングウエアとかジョギングシューズとかそういうものは、すぐさま着られる状態に整えておくこと。それが、練習を習慣化する上で重要とのことなのだそうです。
当然、お絵かきの練習も一緒。普段はお絵かきしない人ならなおさらに、いつでもどこでもすぐさまイラスト描画できる環境というのは、何よりにも重要な上達方法だとぼくは思っています。なぜってスポーツと一緒で、いくらルールを勉強しても、練習しなければ意味がないわけで。
だからぼくは、iPad ProとApple Pencilを買いました。いやまぢで(^^;
まぁその結果、画力が向上しているかは……皆さんのご判断にお任せしますが、少なくとも、ちょっとした隙間時間に、例えば就寝前の10分間に、さらさらっとスケッチをしてみるとかは、ごく自然の行動となりました。
というわけで例え10分でも5分でもいいから、気が向いたときだけでもいいから、すぐさまサッとペンを握れる環境こそが、イラスト上達において最重要だと思うわけですが、皆さんはいかが?
ちなみに、ぼくが読んだ行動科学の本はこちら→『「続ける」技術』。
まとめ
以上、長々としたレビューにここまでお付き合い頂きありがとうございました!
テクノロジーの分野では、いままさに『シンギュラリティを迎えようとしている』と言われています。
シンギュラリティ(技術的特異点)とは人工知能分野の用語ですが、最近は汎用的にも使われているようでして、端的に説明するとこうです。
『ある一点を超えるとテクノロジーが爆発的に急成長する──そのある一点のコトがシンギュラリティ』
図にするとこんな感じ。当然、Apple Pencilで図を描きました!
まさに2016〜17年が、そのシンギュラリティだと聞きまして。
ぼくにとってテクノロジーは「進歩がすこぶる遅い」という印象でした。
人間にとってごく自然な使い方が、どうしてコンピュータではできないのか? 例えば、どうして紙に描くのと同じ描き心地で、美少女を描けないのか!?(爆)
ずっともどかしい思いをしておりました。
でも2016年以降、これが一気に爆発的に成長進化していく、というのです。
そして、その一端がApple Pencilなのではないかと思うのです。
アナログの表現力に、ついにデジタルが追いついたぞ、と。
さらには、iPadがより薄く、プラスチック下敷きのようにペラッペラになり、iPhoneもペラッペラになって、いわんや折り紙のように折りたためるようになったとき、ネットとリアルの境界は、まさになくなるといっても過言ではありません。
いつでもどこでも、ネットがあなたに這い寄ります(^^;
あらゆるモノがネット接続できるようになり、結果、ネットとリアルの垣根がなくなることをIoT(Internet of Things)などといいますが、それを実現するデバイスは時計やメガネのようなウエアラブルではないのです。キーボードに代わる入力方式は音声入力ではないのです。
昔ながらの紙と鉛筆こそが、おなじみのツールが進化した形状こそがIoTなのだ! と夢想する今日この頃ですが、シンギュラリティを超えた世界は、あながち夢想ではないかもしれませんね。
まぁ一足飛びに立体映像やロボットが実用化されるかもしれませんが。
ちなみにIoTって、顔文字に見えて仕方がないっす(IoT)
その世界が訪れたとき、ぼくたちは、それら道具をどう使い、いったい何を表現しているのか?
はたまた人間様はどう使われてしまうのか(^^;
今から楽しみです。
コンピュータに使われないためにも(^^;、ぜひ今から、あなたならではのApple Pencil活用方法を見いだしてみてください。