iOS9.3にバージョンアップしたので、日本語入力はどうなったか試してみました。
アップル純正ハードウエアキーボード & iPad Proです。接続はBluetooth。
結論から書くと『メールくらいは打てるようになりました』という感じ。
まったくダメダメだったiOS9.2と比べると、だいぶ正気になったと思います(^^)
助詞の変換ミスはなくなった、ケド……
以前は『ぼくは』と書いた後に『ぼくが』と書こうとすると、変換候補最初が『ぼくは』のまま。こうなると、『ぼくはが』などという変換をしてしまうのです。
ですが今回のバージョンアップで、『ぼくは』とタイプすれば、変換候補の最初も『ぼくは』になりました!
いやぁ、素晴らしい! さすが外国産! こんなアタリマエの変換にようやく対応してくれました!
ということで、日本語変換の致命的なミスはなくなりました。
でも以下のような変換ミスは頻発します。
- 『こんな感じ』と入力したいのに、『こんな肝心』と推測変換されます。
『こんな漢字』なら許せるけど、なんで『かんじん』なのよ?
たぶん直前に『肝心』と入力していたので『かんじ』を入力した時点で、無駄な推測機能が働いたのでしょう。いらんっつーに。
- 『かなキー』と入力したいのに、『かなキーボード』と推測変換されます。同上の現象ですね。
この日本語変換のまずさはフリック入力用だから、なのですね。
指でフリック入力している分には、『きー』と入力したとき、推測変換候補に『キーボード』とか『キー』とか並べてくれるのは確かにありがたい。『ぼーど』まで打つ必要がないから。
でも、ハードウエアキーボードでのタイピングはめっちゃ早いのだから、そんな推測変換は邪魔なのですよ。
やはり、指での入力とキーボードでの入力は、操作性がぜんぜん違うのです。この抜本的な違いをAppleが理解しない限り、変換のまずさは変わらないまま。
アップルジャパンでは、本当の本気で、iPad Proで文書作成してるんですかね? 少しでもタイピングすれば、すぐ分かる欠陥だと思うのですが。
ATOK使いたい、ケド……
ということでAppleさんの日本語入力は期待していないので、ATOKが、ハードウエアキーボードで使えるようになったか否かですが……
ちなみに事前知識ですが、iOS9.2は『Bluetooth接続のハードウエアキーボード(アップル純正品)において、ATOKアプリは使用不能』だったのです。
アップルサポートに電話もしてみましたが、あちらさんも使えないことを認め、「エンジニアに報告します」と言ってくれました。
で「エンジニアに報告されて使えるようになったかな? ワクワク♪」と思い試してみたのですが。
使えませんなぁ(ToT)
まぁやっぱり、ぼくひとりクレーマーになってもね。
コントロール+スペースキーで変換切り替えすると『ATOK』って表示が出てくるのですが……ATOKになってません(ToT)
なぜなっていないのか分かるのかというと、ATOKのユーザー辞書が使えていないからです。
う〜ん。
ATOKさえ……ATOKさえ使えるようになれば、iOSの日本語変換のまずさは回避できるし、慣れた日本語入力できるようになると思うし、なんといってもユーザー辞書が使えるというのに!
そうなれば、Macに匹敵する文章執筆ができるのに!
次回バージョンアップに期待です。頼むよAppleさん!
『英数キー』『かなキー』で切り替えたい、ケド……
あと細かいところですが、ハードウエアキーボードの、スペースキーの左右についている『英数キー』『かなキー』で、日本語・英数字切り替えできるようにしてね、ほんと。
Windowsから乗り換えたとき、スペースキーの隣についてるこのキーに感動したのを今でも覚えています。WindowsPCの変換キーは、キーボード左上の打ちにくい場所にあったからね。
この切り替えキーで「さすがはApple!」と思ったものですが。そのAppleさんに、よもやキーを使えなくされるとは(ToT)
もいちど結論:メールくらいなら打てる、ケド……
ということで、冒頭の結論に戻ります。
iOS9.3の日本語変換は「まぁメールくらいなら打てるかな。でも、変換ミスには気をつけて」となります。
iPad Proをビジネスユースで訴求したいなら──ぼくはまぁ無理だと思うけどAppleさんがあくまでもそう打ち出したいなら、文書作成は、最重要課題だと思うわけで、何はさておき改善すべきだと思いますけどね?
ナイトシフトモードとか付けてる場合じゃあないでしょうに。ぼくは昼間に文章を書きたいんじゃ!
ほんと、ATOKさえ使えるようになれば、あっという間に改善だというのにね(ToT)