iPad miniレビュー:Retina(レティナ)ディスプレイを待つべきか、否か?
2012年11月2日発売のiPad mini(第一世代)は、Retinaディスプレイは搭載されなかったわけですが、いずれ、Retinaディスプレイは搭載されるだろうと思います。
Retinaディスプレイは、小さな画面でこそ真価を発揮するわけですから(こんなに小さいのにこんなにキレイ!と驚けるから)、iPad miniに搭載されないわけがありません。
なのに、なんで第一世代は搭載されなかったんですかね?(ToT) 製造が間にあわなかったのか、搭載すると重くなるのか、価格が高くなりすぎるのか……。
アップルの比較表を見るに、『iPad 2(非搭載)』と『iPad Retinaディスプレイモデル』とでは価格差が8000円ほどありますから、やはり価格面がデカイのですかね。8000円オンすると、iPad miniは3万円台になってしまいますし。
私見では、iPad miniはエントリーモデルというよりも、iPadの真打ちという位置づけのほうがいいと思いますが。
まぁいずれ『iPad mini Retinaディスプレイモデル』など銘打って、バリエーションが増えるのではないかなと。早ければ半年後にでも。
そうなると迷うのが、iPad miniをいま買うべきか、Retinaディスプレイが搭載されてから買うべきか、ということ。
ぼくは、用途が特に決まってないなら待った方がいいように感じました。ちなみにぼくは、自炊書籍を肩こりナシに読みたい、という用途でした。
はっきりいってRetinaディスプレイの美しさは、段違いです。iPad miniとiPhone 5 を見比べて痛感しました。
眼精疲労は、モニターが光るよりも解像度に起因する、という研究もあるそうですから、文字の見やすさ・読みやすさにも気を配りたいところです。
iPad miniで電子書籍を読もうと考えている人は特に。
「28,800円くらいなら買ってもいい」とか、「経費で落とせる」とかならもちろん買っていいと思いますが。
ですが、まだタブレットを持っていなくて、具体的な用途があるからぜひほしいと考えている人。こういう人がいちばん判断に迷います。
まず、タブレットを持っていなくてiPhone 5/4 は使ってるという人。この人は待ったほうがいいかなぁと。だいたいのことはiPhone 5 でできますし、モニターの美しさにハッキリ差が出てくるので、iPad miniがどうしても見劣りしてしまいます。
つぎに、タブレットを持っていなくてフツーのスマホやiPhone 3を使ってるという人。それならば買い。Retinaディスプレイを体験していないなら、iPad miniは十二分に驚きの美しさでしょう。
ま、いずれにしろ、アップルを超えるのはアップルだけ、ということですかねぇ、今のところ。