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iPhone Xの新機能と魅力をまとめました!

最近、小説書いてる佐々木です(^^;

さてiPhone X(テン)が発表されて数日経ちましたが、先日ふと「iPhone Xの新機能をまとめつつ、その魅力を語ってみよう」と思い立ちましたので語ります!

何はさておきやっぱりOLED(有機EL)&ベゼルレスしたディスプレイが今回最大の魅力でしょうか(^^)

iPhone 7のときはカラーバリエーションが変わったくらいでしたからね。やっぱりiPhoneは、2年に1度はフルモデルチェンジしてもらって、見た目も楽しみたいところです!

 

 

Super Retinaディスプレイ!

スーパーですよスーパー(><)b

何がスーパーなのかというと、従来の液晶ディスプレイからOLED(有機EL)ディスプレイに刷新されたからスーパーなのでしょう。

液晶からOLEDに変更されたことで、どのようなメリットがあるのかといえば下記の通り。

  • 色表現がすごい! 黒色もキッチリ映える!
  • 消費電力が小さい!
  • 薄い!
  • 反応速度が早い!
  • 視野角が大きくなる!

 

色表現については、特に『真の黒』を表現できるというのにぼくは期待しています。

なぜならアニメ見ているとですね、例えば夜のシーンとかでですね、ディスプレイの光量を変更していないのに急に見えにくくなるのですよ。色使いによっては、ほとんど真っ暗になってしまい、まるで影が動いているかのようにすらなります。

アニメの色使いにもよるのでしょうけれども、OLEDディスプレイになることによって、部屋の照明を落としたり、ディスプレイの光量をアップしたりせずとも、夜のシーンをくっきり見ることができるのか!? 注目です(^^)

 

つぎの消費電力が少なくてすむのは説明不要の利点ですね。スマホは何かとバッテリー残量が気になるものですから。

 

そして薄さに関しては、一般的にはOLEDディスプレイは薄く作れるそうですが、それを製品に反映させるかは端末の全体設計によります。

ぼく個人としては、iPhoneをこれ以上薄くしてもカメラ突起が目立つだけですから、ディスプレイが少しでも薄くなったらばそのスペースにバッテリーを詰め込んでもらいたいなと思います。

 

反応速度についても、iPhoneはもう十分に早いですからねぇ(^^; 体感としての実感はあまりないんじゃないかな?

 

視野角が広くなるというのは、iPhone Xを斜めから見てもちゃんと視認できるということですが、リビングに置かれているテレビならこれは重要指標になるでしょうけれども、お一人様で使うiPhone Xに関していえばさほど重要ではないでしょう。

OLEDの一般的な利点なので一応あげてはおきましたが、電車内とかで画面をのぞき込まれやすくなってデメリットになってしまうかもですね。

 

逆にデメリットとしては下記の通り。

  • 高価格
  • 低輝度
  • 短寿命

確かにiPhone Xは、iPhone史上最高額ではありますが、あれほどの性能を詰め込んで税込12万円〜なのは、コスパは段違いでよいと思います。まぁ、その性能を使いこなさないと宝の持ち腐れにはなりますが……

低輝度というのは、主に、直射日光下での画面の見やすさに関係しますね。液晶に比べOLEDは輝度が足りないといわれていますので、直射日光下では画面が見えにくくなります。ただこれも『Appleの厳しい基準に従って特別に開発』したそうですから改善が見込まれます(^^)

短寿命については、液晶に比べたら寿命が短いですが、それでも十年以上は保ちます(^^; そもそもバッテリーのほうが保ちませんし、ドッグイヤーたるテクノロジー製品はスペック不足になって十年も使えませんから、短寿命は気にしなくてもいいでしょう。スマホはもはや使い捨てですねぇ。あ、捨てるよりリサイクルがいいですね。

 

とまぁSuper Retinaディスプレイには様々な利点がありますが、とにもかくにも「いままで以上に美しい!」はず。

何しろ画面解像度は458ppi! Appleのスマートフォンはバケモノか!?

300ppiを越えてくると人間の目には違いを視認できなくなるそうですから、オーバースペック気味かもしれませんね。

 

 

ベゼルレスによるコンパクト化!

ベゼルレスとは、画面の縁がないことです。従来のiPhoneは画面横の縁はすでにほとんどありませんでしたが、iPhone Xは、画面縦の縁もなくなりました。

これに伴いホームボタンも廃止になった次第です。

ベゼルレスになったおかげで、iPhone Plusよりコンパクトでありながら、iPhone Plusより大画面になりました。

サイズ比較は以下の通り。

  iPhone X iPhone 8 Plus 差分
画面 5.8インチ 5.5インチ +0.3インチ
高さ 143.6 mm 158.4 mm -14.8 mm
70.9 mm 78.1 mm -7.2 mm
厚さ 7.7 mm 7.5 mm +0.2 mm
重量 174 g 202 g -28 g

OLEDディスプレイのiPhone Xのほうが若干厚いというオチがついておりますが(^^;、その分スペックやバッテリーがぎっちり詰まっているのでしょう。iPhone Xが液晶ディスプレイだったらもっと分厚くなっていたでしょうね。

ぼくの希望は、サイズダウンよりさらなる大画面化だったのですが──本体サイズを多少小さくしたところで片手操作は難しいですから、ならばいっそ本体サイズはiPhone Plusのままに、画面をより大きくして欲しかったわけですが、まぁやむを得ません。

ちなみにアプリ開発者サイドからは、アスペクト比とかフロントカメラ部分の出っ張りとか、懸念点が噴出しているようです(^^;

 

ついでにiPhone 8(無印)とも比べておきましょう。

  iPhone X iPhone 8 差分
画面 5.8インチ 4.7インチ +1.1 インチ
高さ 143.6 mm 138.4 mm +5.2 mm
70.9 mm 67.3 mm +3.6 mm
厚さ 7.7 mm 7.3 mm +0.4 mm
重量 174 g 148 g +26 g

単位がミリであることを考えると、iPhone 8(無地)との差はほとんどないように感じますね。すごい。

 

 

OLEDとベゼルレスの象徴がココ!

Appleさんの公式サイトでさらっと読み流してしまうところだったので、この場を借りて強調しておきたいのがディスプレイの角っちょ。

OLEDとベゼルレスのコンビネーションにより実現したiPhone Xの象徴的デザインが、端末の角にあります!

端末の角とは下図矢印部分です!

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iPhone 6からまるっこいデザインになっておりましたが、画面はあくまでも角張った長方形でした。(右図)

これがiPhone Xでは、な、なんと……画面までも丸っこくなっているです! 本体の角丸にぴったり寄り添う形で!!(左図)

……まぁ、そんだけですが(^^;

柔軟(フレキシブル)なOLEDディスプレイならではの角丸ですが、フツーは気にしないかな(^^;

でもまぁ『神は細部に宿る』ともいわれますしね。

いずれにしても、iPhone Xの見た目を楽しみたい方は『必見の角』なのですわ。

 

ただし、スピーカーとかカメラとかが埋まっている画面上部の『出っ張りベゼル』ともいうべき箇所は、ちょっと格好悪いかなぁ……(^^;

この出っ張りベゼルをなくして、スピーカーもカメラもセンサーも画面に埋め込み、画面をフラット化することできんかったのかなー?

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まぁ技術的に難しかったから出っ張りを残したんでしょうけれども。

 

10周年だから(?)原点回帰のガラス素材

iPhone Xの背面は、ガラス素材の採用となりました。

ガラス素材といえばiPhone 4ですから、原点回帰といってもいいですね。カラーリングもシルバーとスペースグレイで似ておりますし。

まぁもちろん、ワイヤレス充電のためでもあるのでしょうけれども。

ちなみにワタクシ、iPhone 4だけ買わなかったんですよねー。iPhone 3Gを使ってみて「これは革新的な電話だけど、さすがにまだ実用には耐えないかな」と思って、iPhone 4の購入は見送ったのです。

でもiPhone 4を使っていた知人が「いやiPhone 3Gからしたら段違いによくなってるよ」と聞きまして、iPhone 5を購入した……という思い出があります。

だからガラス素材のiPhoneをまだ手に取ったことがなくて……どのような手触りなのか楽しみです(^^)

あと『スマートフォン史上、もっとも強靱なガラス』とのことですので、傷つきも緩和されるといいな。

iPhone 7 Plusのジェットブラックは、マッパで使っていると、もう柔肌のように傷つきまくりでしたからねぇ、美しくはあったんだけど。でもせっかくのジェットブラックをケースに入れて隠すのも、なんのために買ったのか分からなくもあり(^^; せめてクリアーケースを付けるべきだったか?

あと、ジェットブラックは指紋もつきまくりでした(^^; 前面背面ぜんぶ指紋だらけ! iPhone Xでは撥油コーティングを施しているとのことで、さっと一拭きで指紋が取れるといいんですが。色もシルバーなら指紋が目立ちにくいかな?

 

Face IDは「使えたら使う」という程度

iPhone Xは、セキュア認証が指紋から顔に変わりました。これをFace IDといいます。

まぁFace IDに関していえば「使えたら使う」程度の期待感かな。

そもそもぼくは、指紋認証(Touch ID)に不満がありまして、決済のときなどならまぁいいのですけれども、ロック解除においては、その認証スピードが「遅い」と感じたもので、パスコードでのロック解除に戻ったのですね。どんだけせっかちなのやら(^^;

だから顔認証も、指紋認証程度の反応速度ならば使わないと思います。面白い機能ではあるけれど。

 

ちなみにこのFace IDを支える技術は人工知能で、それにより、例えばメガネや髭やの有無、さらには加齢による顔の変化にも影響されることなく顔認証できるそうです。

まぁ……加齢で顔が変化するほどiPhone Xを使い続けるのかはともかく(^^; あーでも、体重増加による顔の変化はあり得るか!?

いずれにしても、このFace IDで特筆すべきなのは『将来への伏線』とでもいうべき人工知能でしょう。これは、今後のAppleさんの将来を決定付けるものだと思うのですね。詳しくは後述です。

 

TrueDepthカメラとは?

上記Face IDを支えるハードが、新しいフロントカメラ『TrueDepthカメラ』です。

従来のフロントカメラとの違いは、立体構造を把握できる点ですね。TrueDepthカメラの両隣に埋め込まれたセンサー3つが作動して、顔の凹凸などを感知し、これにより顔認証などの機能が使えるようになります。

Face ID以外に、このTrueDepthカメラの便利機能としては、例えば、着信がなってiPhoneを見たとたんに着信音量が下がるとかもできるそうです。

スリープボタン押して消音したほうが早そうではありますが……(^^;

それと、iPhone Xではフロントカメラで背景ボカシ表現ができるようになるそうです。自撮りがよりプロっぽくできるかな。

 

ワイヤレス充電はどこまで便利なのか?

ワイヤレス充電とは、LightningケーブルをiPhoneのお尻に突っ込まなくても、特定の台座に乗っけているだけで充電できる、という機能です。

Androidスマホにはもう実装されている機種もありますし、Appleさんも、Apple WatchやAirPodsのケース内ですでに実装しておりますので、機能的にはさほど珍しくはないかなと。

ちなみに、ワイヤレス充電する純正マット『AirPower』も2018年にリリースとのこと。

ただこのマット……iPhone Xをペッタリ寝かせることになりますので……けっこう場所をとりやしませんかね?

スタンドのように立てかける仕様にはできなかったのかな? であれば、スタンド代わりにデスク脇とかにもおけたのになぁ。

あとApple Watchと、新AirPodsも充電できるマットとのこと。新しいAirPodsは、ケースそのものがワイヤレス充電できるということですね。

ケースがワイヤレス充電できるのなら、AirPods本体もマットにおくだけでワイヤレス充電させてほしかったなー。凹凸がありすぎてできないのかしらん?

 

話はちょいそれますが、どうせならApple PencilもAirPowerで充電できるようになってほしいですね。

っていうか、Apple Pencilがワイヤレス充電対応するのならば、iPad Pro本体からワイヤレス充電できるようにしてほしいなぁ。

そうすれば、バッグ内でApple Pencilの充電ができるのに。

iPad Proのお尻に突っ込むいまの充電方法では、とてもじゃないけどバッグ内では充電できないし、机の上でも不格好だし、差し込む際にポッキリ逝きそうで怖いですよ(ToT)

 

Apple Pencil対応はならず!

まぢでか!?

個人的には、iPhoneのApple Pencil対応を待ち望んでいるのですけれども……(ToT)

収納場所とか細かい問題はあるものの、iPhoneでApple Pencilが使えるようになると便利だと思うのだけどなー。

文房具のシステム手帳に書き込むがごとく、iPhoneに手書きしたいのですよ。

 

拡張現実……まずはマップにね

拡張現実とは、実世界で、画面越しにデジタル情報を表示できる機能のこと。

これを採用したゲームがポ○モンGOでした。iPhoneの画面越しに公園を見ると、芝生の上にぴかちゅーがいたりするわけですね。まるで、現実世界にパラレルワールドが重なっているかのような面白さがあります。

拡張現実がどんどん普及していけば、本当にバーチャル世界が現実世界と重なることになるわけですが。

ちなみにぼく、ポケGOはプレイしたことないんですよね。屋外に出たがらない&モンスターには興味がわかなかったもので(^^;

でもこれが、美少女GOとかならすっげハマるかもしれません。街に繰り出し、画面越しに見える美少女をハンティングする……犯罪臭が半端ない! せめてナンパとか?

 

話戻して、この拡張現実をゲーム以外に応用するならば、真っ先に思いつくのは地図でしょうか。

iPhone X越しに道路を見たら、道順を示す矢印が道路に沿って3Dで表示されるのです。これで、『地図が読めない男』であるぼくも安心です(^^;

あとはどんな活路があるのかなー? ぼくは、今のところゲームと地図くらいしか思いつかないのですが……まぁリアルとネットがより融合してくると、リアル情報がネット空間でも莫大に増えて、立て看板がなくてもいろんな情報が取れるようになるとか?

でもそうするといま以上に情報が溢れて……大変そうですな(^^;

 

これからの10年で、iPhoneはどう進化していくのか?

以上、ぼくが独断と偏見で選んだ『iPhone Xの新機能とその魅力』についてでした!

今回ご紹介した新機能以外にも、iPhone Xには様々に魅力的な機能があります。入手したら、一緒に楽しみながら使っていきましょう(><)b

ではこのエントリーの締めとして、iPhone X以降の、今後の進化についても考えてみたいと思います。

 

先にも少し触れましたが、今後、テクノロジー業界の雌雄を決する……つまりは世界制覇するための必須技術として、大変重要なのが人工知能かと思います。

今回のiPhone Xにも『ニューラルエンジン』なるものが搭載されたそうで……よく分からないけどカッコイイな!

ちなみにニューラル(neural)とは『神経系の』という意味で、人工知能の分野に良く出てくる言葉です。例えば『ニューラルネットワーク』なんて使われます。

 

用語はともかく、いずれにしろ今後は『人工知能を制するものが世界を制する』といっても過言ではないでしょう。

そして、その人工知能はクラウドで提供されるわけです。

ぼくらはすでにクラウド型人工知能を使っていて、その最たる例はGoogle検索ですね。

『iPhone X 新機能 まとめ』とか検索すると、そのキーワードに最適なページをGoogleさんが一瞬で探してくれるわけですが、その処理をしているのは、いままでは『人が決めたルールにそってプログラムが振り分ける』だったのですが、いまもうすでに『人工知能が判断する』に変わりつつあります。

それはあたかも、人工知能というプログラムが意志を持っているかのようにも見えますね。(もちろん意志はないんですが)

このように『人工知能を活用したサービスはクラウドで提供される』というのが暗黙の了解でありました。人工知能を動かすためのコンピュータも、莫大な演算処理をしなければなりませんし、膨大な電力も使うわけですから、クラウドで一括処理してしないことにはやってられなかったのでしょう。

ですがこの方式だと問題もあって、まずそのデータセンターの構築維持費用がとんでもないことになるという点が一つ。消費電力も桁外れで、近所に発電所や変電所が必要になるほどだそうです。

それと個人情報流出の懸念です。

個人情報とは、住所氏名にクレジット番号だけではなく、『いつどこで何をした?』という情報まで含まれます。そういった個人の行動情報までも、巨大IT企業が無尽蔵に吸い上げていくわけです。

例えば、コンビニでえっちな本を立ち読みしていたら、人工知能は「あのコンビニのあの棚のあの位置には、えっちな本が置かれていることは事前に分析済み。ということはこの人は、いまえっちだ」という判断(゚Д゚)をするかもしれませんし、見ようと思えば、人間がその情報を見ることだって不可能ではないでしょう。

まぁもっとも、巨大IT企業に覗き趣味のある暇人はいないと思いますが(^^;、ここで問題なのは『可能性はゼロではない』という点ですね。

人間、24時間稼働の監視カメラがある部屋になんて住みたくないでしょう? 「管理人は監視カメラを絶対に見ません!」といわれていたとしても。

しかし人工知能の精度をより向上させていくためには、ビッグデータがどうしても必要なのです。「いつどこで何をした?」というような、一見するとどうでもいい些細な情報が集まれば集まるほど人工知能の精度があがるわけで、IT企業は、どうしてもそれを取得せねばならないのに、ユーザーからは反発されるので、どんなに誠心誠意説明しても納得してもらえないというジレンマがあります。

このジレンマは、人工知能が発達するほどに大きくなっていくことでしょう。

 

さて。

そこに一石を投じようとしたのがAppleさんであり、その先駆けとなるのがiPhone Xであります。

もっとも、数年前のiPhoneからその兆候はあったのですが、以下についてを大々的に発表したのはiPhone Xが初めてではないでしょうか?

どういうことかというと、Appleは、人工知能を、クラウド上の巨大なスーパーコンピュータ群から切り離して、めちゃくちゃちっちゃいiPhoneに入れようとしているのです。

クラウドもiPhoneもどちらも『プラットホーム』と呼ばれるような存在ですが、そのありようは全然違っているわけです。

どう違うのかというと、クラウドはデータを集中管理するのに対し、iPhoneはデータを分散管理するようなイメージですね。だからクラウドは巨大なデータセンターが必要ですが、iPhoneは個々人が端末を持っていればこと済みます。

そのコストを実際に比べることはなかなか難しいですが、感覚的には、データセンターをガッツリ作るより、iPhoneを1億台造ったほうがローコストに感じます。

 

ところで、初代iPhoneが起こした革新の本質は、ぼくは以下だと考えています。

『インターネットを机の上から切り離して、手のひらの中に納めたこと』

かつてインターネットはパソコンでしかできませんでした。日本では昔懐かしiモー○がありましたが、あれはD社のお墨付きをもらったサイトしか見られませんでしたから、いまにして思うとインターネットというよりはパソコン通信でしたね。

でもジョブズさんが発明したiPhoneは、そんな不便な世界を一変させたのです。iPhoneがすごいのは、タッチパネルでもなければ物理ボタンを廃止したことでもなく、『インターネットを手のひらに納めた』ことだったわけですね──少なくともぼくはそう捉えています。

 

そうしてあれから10年の歳月が経ち──

その記念モデルとなるiPhone Xで挑戦しようとしていることとは、つまりはこうです。

『人工知能をクラウドから切り離して、手のひらの中に納めること』

人工知能はクラウド上のスパコンで動かすモノ、という固定概念を取っ払って、なんと手のひらの中で動かそうとしているのですねAppleさんは。

これならば、プライバシー問題も起こりません。まぁ「本当に個人情報を取得してないの?」と疑い始めたらキリがありませんが、これほどに衆人環視な世界ができあがっている昨今ですから、嘘をついてたらいずれバレるでしょうし、Appleさんがそんなリスクを冒すとも思えません。

それにビッグデータと声高に叫ばれていますが、日常を便利にするためだけに、ユーザー全員のあらゆる情報が必要なのかというと疑問にも感じます。検索や自動運転などは他者のデータが必要でしょうけれども、こと日常生活の利便性においては、他人の行動履歴など必要でしょうか?

ユーザー全員の情報が欲しい最大の理由は、マーケティングへの転用が期待されるからだと思います。

それはもちろん、一定の成果を収めるでしょうけれども、現行の人工知能は、イチをヒャクにはできてもゼロをイチにはできない、とぼくは思いますので、「人工知能がマーケティングを制する」みたいな論調にはぼくは否定的です。

いえ、IT企業にとっては人工知能を制する必要があるのですが、その人工知能がどれほど商売に役立つのかといえば、IT業界で期待されているほどに万能でななく、けっこう限定的になるだろうとぼくは思うわけですね。

例えば、マーケティングの一つにリスティング広告運用というのがありますが、その広告運用の精度を高めていくことに関しては人工知能はズバ抜けるでしょう。顧客の行動履歴と購入情報(いわゆるコンバージョン値)のデータが膨大になればなるほど精度が高まり、広告の費用対効果も高まります。

ですがそもそも「何コレ欲しい!」と顧客に思わせることができなければ、どれほどのビッグデータによって広告運用がなされようとも意味がないわけです。購入情報が生まれませんから。

そして「何コレ欲しい!」と顧客に思わせることが人工知能にできるのかというと……かなり難しいんじゃないかなー? これができたら、人間はもう商売も仕事もしなくていいですがな。人工知能が生み出す余剰でメシを食わせてもらいましょう。人類総ニート化計画!

──と、ぼくはそんなふうに思うので、莫大なコストをかけて、それを上回る商売の成果を得られるのか?という疑問があるわけです。

だとしたら、あらゆる情報を収集しようとしているのはオーバースペックであり、それは巡り巡ってユーザーに帰ってきてしまうのです。クラウド利用料金によって。

 

料金といえば、Appleさんのこの戦略は、彼らのビジネスモデルとしても非常に理に適っています。

これまでAppleさんは、市場から、こんな評価を受けていたようにぼくは感じます。曰く「端末売りではいずれ破綻する」。ぼくもそう思っていました。

なぜなら人工知能はスパコンでしか動かせないと思っていたからです。だからクラウドに消極的なAppleさんは、いずれほかの巨大IT企業に取って変わられるだろうと。

よって端末売りではなく、月額制のサブスクリプションに移行すべきとかいろいろいわれていたように思います。

でもここに来て、人工知能がiPhoneで問題なく動くのであれば、その理屈は一変するのではないでしょうか?

 

巨大IT企業は、何兆円もの費用をかけて巨大データセンターを構築維持します。そうして毎月ちょっとずつ、何年もかけて回収していきます。

これに比べてAppleさんは、iPhoneの製造コストはかかりますが、そのコストは1台売れれば即回収です。

商売何事も、回収サイクルが早いことに越したことはありません。納品してから1ヶ月後に回収できる商売より、お店などの現金商売のほうが遙かに安定するのですね。

もちろんAppleさんは現金商売ではありませんが──データセンター構築してその費用を回収するより、回収サイクルは遙かに早いと思われます。

 

さらにいえば、クラウドビジネスは、突き詰めていくと『ただ一強』の世界です。唯一1社しか残らない世界なのです。

今後、データセンターの構築維持費が安くなっていくのなら話は別ですが、まぁ早々そんなことは起こらないでしょうから、その莫大な構築維持コストを回収するために、世界中のあらゆる人間に使ってもらう必要があるでしょう。

世界中の人間に使ってもらわないと利用料を高くする必要がありますが、利用料を高くしたらユーザーが集まりません。もちろん、広告収入は限界があります。

まぁ現実的には、世界が3分割くらいになって、それに伴う3社くらいは生き残るでしょうけれども、その足元には企業の屍が死屍累々ですョ。

これに比べて端末売りのAppleさんは、iPhoneのシェアが少なくなっていったとしても、製造コストが利益を越えなければいいだけですから、もちろん一定のユーザー数は必要ですが、世界中のありとあらゆる人間に使ってもらう必要はないわけです。

かつては、WindowsとMacのようなOS互換の問題もありましたが、いまさらもうそんな問題は、解決しようと思えばすぐできるはずです。

ということは、iPhoneは『プラットホームではなく、ブランドして生き残れる可能性がある』。

つまりコアなファンと楽しく愉快な世界を生き続けられるかもしれません。

 

プラットホームは機能提供ビジネスですから、ひたすらにレッドオーシャンで数社しか残らない世界です。

でもブランドとは情緒醸成ビジネスですから、そこには、アイディア一つで楽しい世界をいくらでも拡張していけます。

人工知能の純然たる性能としては、もちろん超ハイスペックなクラウド型人工知能がいいに決まってますが、日常で使う分には、iPhoneの人工知能でも不便がない。っていうかいざとなれば、iPhone経由で別会社の人工知能を使ったっていい。

だからこそAppleはデザインにも、モノとしての質感にも、インターフェイスにもユーザビリティにも、あらゆるユーザー体験に徹底的にこだわり続け、プラットホームから『脱却』し、ひたすらにブランドとしての価値を高めていくのだろうと思われます。

その戦略が吉と出るか凶と出るかは……吉と出てくれたらいいな(^^;

 

とまぁ……なんか小難しい話になってしまってすみません。

つまりいいたいことはなんなのかをまとめますと、「世界をもっと面白くして欲しい」ということですね(><)b

ぼくが欲しいのは、さらなる便利より愉快なのですよ。

さしあたっては、ニューラルエンジンが生み出すであろう美少女型人工知能と会話したいなぁ♪(´ε`)