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iPhoneに有機ELが実装されるメリットは?液晶との違いは?

虫歯が見つかってため息モノの佐々木です(ToT)

さて気を取り直して、ついに新型iPhoneが発表されましたね!

2017年はiPhone10周年ということでiPhone X(テン)が発表となり、OLED(有機ELディスプレイ)が搭載されました!

が、しかし……! そもそも有機ELってなんだっけ?(^^;

──という人向けに今回は、有機ELディスプレイがiPhoneに搭載されるとどんなメリットあるのかを、液晶ディスプレイとの違いも交えてお話していきましょう(><)b

 

 

有機ELとは?

ではまず簡単に基礎知識から。

有機ELとは『電圧をかけることで有機物が発光する物理現象』とのことデス……なんのこっちゃ?

正式名称は『有機 エレクトロ ルミネッセンス』で、和訳は『有機電界発光』となるそうです。ちなみに『ルネッサンス』ではなく『ル"ミ"ネッセンス』ですのでご注意を(^^;

平たくいえば「有機物に電気を通したらなんか光り出したから、ならばディスプレイに使っちゃえ!」と考えられた……のかは分かりませんが(^^;、とにもかくにもそんな感じが有機ELディスプレイなのですね。

 

これに対して液晶ディスプレイは、液晶自体が発光しているわけではなりません。

まずこちらの図解をご覧ください。

液晶ディスプレイは、液晶の後ろにはバックライトがあって、それが光源なのですね。そしてバックライトの光を、液晶が、遮ったり通したりして像を結ぶという仕組みです。だから液晶は、有機ELとは逆の役目といえます。

なので誤解を恐れずいってしまうと、有機ELディスプレイと液晶ディスプレイの違いは、バックライトの有無が大きな違いとなりましょう。

 

 

有機EL on iPhoneメリット1:色表現がすごい!

ではいよいよ、有機ELディスプレイがiPhoneに実装されると、どんなイイコトあるのかを考えてみましょう(^^)

まず、色表現がいままで以上によくなると思います!

iPhoneのRetinaディスプレイは、いまの液晶ディスプレイでもすこぶるキレイですが、これが有機ELディスプレイになることで、いったいどんだけキレイになるのか……期待が高まります(^^) 名前も『Super Retina』となりましたしね!

 

まず有機ELディスプレイは、液晶ディスプレイに比べ、色の再現性が高いといわれています。

ディスプレイとはRBG──レッド・ブルー・グリーンの組み合わせにより色を再現するわけですが、この3つの色を忠実に再現できるほど鮮やかになるわけです。

つぎにコントラストもよくなります。コントラストとは、明色と暗色の差のことですね。この差が大きければ大きいほどメリハリのある映像になるわけですが、このコントラストが液晶ディスプレイ以上にハッキリ現れるそうです。

そして何より有機ELディスプレイは『真の黒』を表現できます……! 『真の黒』だなんてなんという中二病的表現!!

これに関しては稿を改めて説明しましょう。

 

『真の黒』を表現できるのが有機ELディスプレイ!

ディスプレイは、格子状に区切られてマス目のようになっているわけですが、このとき、液晶ディスプレイはバックライト方式なので、すべてのマス目を均一に照らします。

黒を表現するマス目は液晶がその光を遮るわけですがしかし、バックライトはマス目全体を均一に照らしていますから、どうしても、液晶のスキマから光が漏れてしまうのですね。

 

例えるなら、窓も扉もない部屋のようなものでしょうか。まぁどうやって入るのかはともかく(^^;

そんな部屋が10コも20コも縦横にビッチリ並んでいるとイメージしてください。

まず『液晶部屋』は床が常に光っています。だから部屋を暗くしたい場合は、何かでその床を覆わねばならないわけですが……例えば絨毯を敷いたところで、部屋の隅からどうしても光が漏れてしまうわけですね。この例えでは絨毯=液晶というわけです。

これに比べて『有機EL部屋』は各部屋に電気がついています。だから暗くしたい部屋の隣が皓々と光っていようとも、暗くしたい部屋に光が入ることはないのですね。

 

さて『真の黒』が表現できるようになると、具体的にどんなメリットがあるのかといいますと、例えばアニメ!

なお、アニメ見ない人は映画とかドラマを想像してください(^^;

それで夜のシーンとか、ファンタジーモノとかでダンジョンに入ったとかのシーンって、色使いが黒基調になるわけですが、そのとき妙に見づらくありませんか? ディスプレイの光量は変わっていないにもかかわらず。

あれって、アニメ制作者が黒系統の色を使いすぎているからではなくて(まぁそういう場合もあるかもですが)、液晶ディスプレイの限界でもあるのですね。

液晶ディスプレイは真の黒を表現できませんので、如何にiPhoneといえども、薄暗いシーンでは、なんかグレーっぽくなってコントラストも低く、全体的にぼやぁっとした印象になります。

これが有機ELディスプレイなることで、薄暗いシーンがいったいどれほど見やすくなるのか?

いまから興味津々です(^^)

 

 

有機EL on iPhoneメリット2:消費電力が小さい!

有機ELディスプレイの大きなメリットとしては、色表現向上の他にもう一つ、消費電力が小ささが上げられます。消費電力は、スマホにとっては大きな課題ですからね。

スマホ消費電力の実に5割がディスプレイに使われていることもありますので、これが大きく削減できれば、バッテリーの保ちが非常によくなります(^^)

新型iPhoneはいったいどのくらいバッテリーが持つのか、Appleさんの発表に期待しましょう!

 

有機EL on iPhoneメリット3:薄い!

有機ELディスプレイは、その構造上、とても薄く作ることができます。

なぜなら、液晶ディスプレイと違い有機EL自体が発光していますから……バックライトがいらないのですね。

ただまぁiPhoneの場合、すでに十分薄いですからね。薄すぎて、カメラレンズの突起がすごく気になるわけですよ。

本体をいま以上に薄くして、さらにカメラレンズ突起が出っ張ってしまうのも、個人的には頂けないように思えますので、本体を薄くするというよりは、バックライトがなくなったスペースに少しでもバッテリーを詰め込んで欲しいですね。

 

有機EL on iPhoneメリット4:反応速度が早い!

有機ELは反応速度も早いといわれています。液晶ディスプレイより構造がシンプルになっているのが理由でしょう。

ですがまぁミリ秒単位の話ですので、人間が体感できるかどうかは微妙かな?

特にiPhoneの画面タッチパネルなんて、すでに十二分すぎるほどの高速反応ですからね。これ以上に反応がよくなっても、人間の感覚では捉えられないかもですな。

 

有機EL on iPhoneメリット5:視野角が大きくなる

視野角とは、画面を斜めから見ても正しく見えるかどうか、その範囲のこと。

正面をゼロ度として、そこからどのくらい角度を付けて画面を視認できるか、という指標なのですが、これは、リビングに置かれているテレビとかでは、家族がテレビを囲めば真っ正面から見られる人ばかりではないでしょうから重要指標となるでしょうけれども、iPhoneなどのスマホに関してはさほど重要な指標ではないでしょう。

電車とかで隣の人にもくっきり見えてしまったりして、逆にデメリットとなり得るかもですね(^^;

 

逆に有機ELディスプレイのデメリットは?

というわけで以上が、iPhoneが有機ELディスプレイ化することの主なメリットでしたが、有機ELとは万能な発光体ではなく、もちろんデメリットもあります。

主なデメリットをリストアップすると以下のような感じです。

  • 高価格
  • 低輝度
  • 短寿命

このうちiPhoneでも問題になってくるのが『高価格』と『低輝度』です。

『短寿命』については、液晶ディスプレイに比べて寿命が短いというだけの話で、有機ELディスプレイは、『1日5時間の使用で16年ほどもつ計算』(セキュリティソフト比較サイトより)とのことですから、日進月歩のスマホ業界において、画面が16年保っても、本体スペック的に保たないでしょう。

『高価格』については確かに問題ですね。新型iPhoneは11万円を越えましたし。まぁあれほどのコンピュータですから、コスパはダントツによいともいえますが。いずれにしても、ニッポンのキャリアがこれをどこまで吸収してくれるのか? 期待してます!(普段バカ高い利用料払ってるんだからね……)

『低輝度』とは、一言でいえば『液晶ディスプレイに比べて光量が少ない』ということですね。直射日光に照らされた状態で画面を見ると見にくいことありますが、あれは『日光に比べて画面の光量が足りない』ゆえなのです。

バックライトがなくなった弊害ともいえますが、でもまぁこの辺は、バッテリーの保ちとトレードオフでありますからねぇ。

Appleさんは「低輝度問題は解決した」と謳っておりますので、日光の元でどれほど鮮やかに見えるのか、いまから楽しみです(^^)

 

数年先に期待大! 有機EL最大のメリットとは?

ということで以上が、iPhone Xにおける有機ELディスプレイのメリット・デメリットでした。

そしてここからは、2017年より数年先に思いを馳せてみたいと思います。

いつ実現するかは定かではありませんが……早ければ2〜3年先、遅ければ7〜10年先という感じですかね?

そして以下は、有機EL最大のメリットだとぼくは考えています。

その最大のメリットとは──有機ELディスプレイは、理論上、ペラッペラになれるということです……!

 

ペラッペラなったらどうなるのかというと、まず真っ先に思いつくのが二つ折りディスプレイでしょう。

この二つ折りスマホは『フォルダブルスマホ』などと呼ばれ始め、研究開発が進んでいます。

つなぎ目のないディスプレイが実現できるのならこれはアリですが、ニンテンドーDSのように、単に薄いモニターが2つ繋がっているだけでは意味がありません。Googleマップとか縦横に分かれてたら見づらくて使えないでしょうし。

あ、ニンテンドーDSはゲーム機だから、アレはアレで意味のある操作性が実現できてたのですが、スマホにとっては意味のない操作性ということですね。ちなみにニンテンドーDSってゲームウォッチ(懐い!)から来てるよなぁ。

 

でもぼくが最近思うのは、二つ折りにするとか折り目がつかないとかそういうのは本質的な話ではなくて、とにかく、『コンピュータをペラッペラにすること』これが非常に大切だと思うのです。

つまり『目指せ紙!追い越せ紙!』なのですよ。

iPhoneがペラッペラになって弾力性を帯びたなら、ズボンのお尻ポッケに入れてても、その弾力性からそう簡単には折れなくなるでしょうし、アスファルトに落としても割れたりしないことでしょう。

これでApple Pencilで手書き出来るようになった日には、文具のシステム手帳とか遙かに上回る利便性を実現するでしょう。いやまさにシステムの塊ですしiPhone(^^;

さらにiPadが有機ELディスプレイ実装してペラッペラになった日には、オフィスはもう完全にペーパーレスになって、社員一人につきiPad1枚が支給され、紙はまったくなくなるかもしれません。森林資源にも優しいかと(^^)

学校でもノートは使わなくなり、ペラッペラのiPad ProにApple Pencilでノートを取り、っていうか板書はデータ配信されて、さらには教科書もiPadに入っていますから重たいランドセルもいらなくなるかも!?

うわぁ……iPhone/iPadの進化により思わぬ業界に大ダメージが……!?

あ、それと、ノートPCは絶滅するかもですねぇ。

とまぁコンピュータと紙の垣根がなくなることで、iPhoneが登場したとき以来の、ライフスタイル大転換が起こるかもしれないと思う今日この頃です。

そんな近未来を待ちわびつつ、まずは2017年の新型iPhoneを楽しみましょうかね(^^)