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iPhone/iPadのPDF閲覧におすすめ無料アプリは意外にもアレだった

先日、友人にすごく似ている男性を見かけ、驚きのあまり凝視してたら怖がられた佐々木です……orz

さて今回は、iPhone/iPadのPDF閲覧アプリについて。

ぼくは長らく、有料の『Bookman Pro』というPDF閲覧アプリを使っていたんですが、久しくバージョンアップされておらず、iOS10ではついに「このアプリ、古いからヤバいよ」的なアラートが出るようになってしまいました。

あのアプリは軽快かつシンプルで気に入っていたのですが、そろそろ限界のようで、別のPDF閲覧アプリを探さねばならなくなった次第です。

で、以前のようにいろいろ調べた結果──思わぬ無料アプリに行き着くことになりました。

その意外なPDF閲覧アプリとは!?

詳しくは下記をご覧くださいませ〜(^^;

 

 

PDF閲覧に、意外と使えるDropBoxアプリ

そう──PDF閲覧に意外と使えるのが、DropBoxアプリ!

なぜ意外に思ったのかというと、DropBoxはPDF閲覧アプリではなく、オンラインストレージアプリだから。でもPDF閲覧もできるのです。

 

DropBoxをご存じない方向けに、まず基礎知識からお話しますと、DropBoxとは、ネット上のハードディスク(保存領域)を貸してくれるサービスです。ちなみに、社名もサービス名も同じDropBoxです。(2017年3月現在)

この仕組みをオンラインストレージなどと呼びますが、会社や自分ちのハードディスクと違ってどんなメリットがあるのかというと、例えば、プレゼン資料をDropBoxにアップしておけば、万一、営業先で資料を忘れてしまったとしても、DropBoxからダウンロードできるわけです。

これがもし、会社のハードディスクに保存しているだけだったら……当然、ダウンロードできません。プレゼンに来たのに資料を忘れていたら、大変ですネ?

DropBoxになんでもかんでもファイルをアップしておくと、このように、「通信回線さえあれば、いつでもどこでもファイルをダウンロードできる」という利便性があるわけです。もちろん、PDFに限らずWordでもExcelでもPowerPointでも、さらには写真も動画もなんでも保存しておけます。

デメリットとしては、現時点では、会社や自分ちのハードディスクより割高であるということ。DropBoxは、2GBまでの保存容量は無料ですが、それ以上は有料となります。

まぁもしかしたらそのうち、このデメリットもなくなって、オンラインストレージのほうが安いくらいになってくるかもですが。

 

そして、DropBoxが用意したネット上のハードディスクを除き見るアプリが、DropBoxアプリというわけです。このアプリ自体は無料です。

 

 

PDF閲覧におけるDropBoxアプリのメリット

PDF転送の手間が軽減

DropBoxアプリの利点ですが、まず、PDF転送の手間が軽減されます。

ぼくは、MacからiPhone/iPadにPDFを転送するときは、ケーブル接続してiTunesから転送しておりました。Wi-FiやAirDropによる転送だと、PDFが重いとなかなか転送できないのですよ。1つか2つのPDFならいいんですけど。

しかも、iPhoneとiPad両方に入れておきたいPDFは、iPhoneが終わったらつぎはiPad、などと手間が二倍になっておりました。

でもDropBoxなら、MacのDropBoxフォルダに入れて同期すればいいだけ。

iPhoneで読みたくなったときに該当PDFをダウンロードすればいいし、iPadでも読みたくなったらそのときにダウンロードすればいいのです。

本来、目の前にMacとiPhone/iPadがあるのだから、わざわざDropBoxにアップしておかなくてもいい気がするのですが、ケーブル抜き差ししているより同期のほうが早いし、AirDropとかは、反応速度も転送速度も妙に遅いんですよね(ToT)

結果、DropBoxにいったんアップしておいて“必要になったら”ダウンロードするという方法のほうが手間がかかりませんでした。

 

PDF閲覧アプリに転送する必要もなかった

DropBoxを使い始めてからもしばらくは、DropBoxアプリからPDF閲覧アプリにPDFを転送して読んでいました。

理由のひとつは、オンラインストレージ上で読んでいてはキャリアの通信速度制限に引っかかってしまうから。屋内の固定回線なら問題ないのですが、屋外のキャリア回線では、PDFのファイルサイズによっては通信データ量を使いすぎてしまうのですね。

ちなみに通信速度制限とは、携帯電話会社の通信回線は通信できる量に上限がありまして、つまり事前の契約を守らずたくさん使いすぎると「約束を破った」ということでペナルティを受けることで──そのペナルティが速度制限なのです。このペナルティを受けると、メールチェックくらいしかできないほど通信速度を制限されてしまいます。詳しくは『スマホの通信速度制限の確認アプリと対策まとめ』をご一読ください。

だからぼくはiPhone/iPad内で、DropBoxアプリからPDF閲覧アプリに転送して、つまりDropBoxの転送機能とは同時にファイルダウンロード機能でもありますから、固定回線でPDFをダウンロードした上でPDFを閲覧していたわけです。

でもある日、ハタと気づきます。

DropBoxアプリには、オフライン機能があるじゃありませんか!

 

オフライン機能とは、DropBoxアプリ内でファイルをダウンロードすることです。PDF閲覧アプリにPDFを転送せずとも、DropBoxアプリ内でもファイルをダウンロードして、iPhone/iPadのストレージに保存しておけるのですね。

例えば屋外で、3GBもある動画ファイルをDropBoxからダウンロードしたいとします。ホームビデオとかね。

そのとき、キャリアとの契約が3GBまでだったら、DropBoxから動画をダウンロードしたとたんに通信速度制限に引っかかってしまいます。

こうならないためにあらかじめ、屋内の固定回線で動画をダウンロードしておくのです。オフライン機能を使って。

そうすれば、動画はiPhone/iPad内に保存されるわけですから、お外でもキャリア回線を使うことはありません。

コレ、けっこう便利なのです。操作方法については下記動画をご覧ください。

 

さらにこのオフライン機能は、未読マークとしても活用できます。

『読んだPDFはオフライン機能を外す』というマイルールを作っておけば、オフラインマークのあるPDFは未読ということになります。だから読み忘れ防止にもなりますし、さらには「うわっ。読んでないPDFがまだこんなにある!」というプレッシャーにもなります(^^;

というわけで、なかなかどうして便利なのですね、DropBoxアプリは。

ただし、オフライン機能を外すつもりが、ファイルそのものを削除しないように気をつけてください。オフライン機能を外すときは『デバイスから削除』を選択します。ただの『削除』はDropBox内からファイルを削除してしまいますので気をつけましょう。

 

PDFを整理する必要もなくなった

PDFをiTunesからiPhone/iPadに送っていたころは、PDFの整理に難儀しておりました。

何しろマウスが使えません。タッチ操作ではコピペすらもどかしいのですね。しかもiOSにはフォルダという概念もないと来ている。だからアプリ内でPDFを一生懸命ファイルを指で仕分けねばなりませんでした。

しかも、iPhoneでファイル整理が終わったら次はiPadでファイル整理……。ぶっちゃけ、くじけました(^^;

でもDropBoxアプリならば、ファイルの整理はMacでできます。ああ、なんて便利なんだマウス……!

そうしてMacとDropBoxが同期され、オンラインストレージもきちんと整理された状態になっています。

だからiPhone/iPadでは、整理済みのPDFやその他書類をダウンロードするだけなのですね。

非常にラクチンになりました(^^)

 

ほとんどのファイルを閲覧できる

DropBoxアプリはPDF以外のファイルも閲覧可能です。

先ほど少し触れたように、動画や音声ファイルの視聴もできますし、Word・Excel・PowerPointのファイルも閲覧できます。まぁ多少レイアウトが崩れることはありますが、iPhone/iPadでざっくりと内容確認したいときは重宝するといえましょう。

最近気づいたのですが、なんとPhotoshopやillustratorのデータまで確認できます。

どのファイルが確認できるか、詳しくは公式ヘルプページをご確認ください。

一昔前、動画ファイルをオンラインで再生してもらうのは非常に難儀したものですが、いまやDropBoxにアップするだけ(ToT)感涙

すごい時代になりました。

 

軽くて早くて安定いている

極めつけに、DropBoxアプリは非常に軽くて、安定しています。

ぼくが以前まで使っていたPDF閲覧アプリ『bookman Pro』は軽いこと──つまりサクサク動くことが気に入って使っていましたが、そのアプリとなんら遜色ない軽快さを誇っております。

強制終了もしないし、iPhone/iPadがフリーズ状態に陥ることもないし、とてもよく設計されていますね、DropBoxアプリは。

 

 

逆に、DropBoxアプリのデメリットは?

以上のように様々に利点のあるDropBoxアプリですが、いくつかのデメリットや、2017年3月現在ではできない機能もありますので、その辺も押さえておきましょう。

 

初心者には取っつきにくい

そもそもの『オンラインストレージ』という概念が初心者には取っつきにくいようです。

ぼくも、友人知人や読者さんから質問を何度か受けまして。

オンラインストレージの仕組みは前述しましたので、このエントリーが理解を深めるキッカケになれば幸いです。あとはまぁ、とにかく使ってみることですねー。

 

見開きできない

DropBoxアプリの閲覧機能は、あくまでも『プレビュー』という位置づけのようです。

だからあまり高度な閲覧はできません。

その最たる例が「見開き表示」ですね。これができません。

あとページ送り。ホームページやブログを見るときと同じようにスクロールとなります。画面左側をタップしたらページがめくれる、というような効果もありません。

なのでPDFを『書籍のように』ページめくったり、見開き表現を楽しんだりするのには適していませんね。

 

フリーハンド入力できない

DropBoxアプリではPDFにフリーハンド入力──いわゆる手書きすることはできません。

なので手書きしたいときは、DropBoxアプリから、手書き対応PDF閲覧アプリに転送してやる必要がありますね。

 

漫画や実用書など、著作権のあるファイルのアップは不可

実は、漫画や実用書など著作権のあるファイルをオンラインストレージにアップすることは、アップ自体が著作権違反になる恐れがあるそうです。

例えば漫画を裁断して連続スキャンしてPDF化することを自炊などといいますが、この自炊したPDFをDropBoxにアップすると法律違反になるかもしれない、とのこと。

もちろん書籍に限らず、動画や音楽なども該当します。

以前、類似ケースの判例がNGと出たり、ナントカ審議会で収拾がつかなかったりと混迷の一途を辿っているようです……orz

 

ぼくは、この辺まったく門外漢なので詳しくは突っ込めませんが、もし本当に個人スペースにアップしただけで著作権違反になるのだとしたら、法律が環境に追いついていないのではないかと思ったりもしますねぇ単純に。

あ、ちなみに自分、大学は法学部だったんですが(^^;、在学中に取得した単位はなんと8単位! 法学の単位は実にゼロ!! 入学して初めて「あ、ダメだわ法律。ぜんぜん興味持てないわ」と痛感した次第です。

んで、大学在中はホームページ作りに精を出し、あげく中退するというとんでもない親泣かせなワカモノですた(^^;

話戻して、DropBoxには共有機能もありますから、それを使って不特定多数の人に著作権付ファイルを配布したらそりゃNGと思いますが、自分の端末間で共有するだけなら別によいと思うのですよねぇ。

商業出版した著作物を数冊持つ身として考えてみても、自分の本が、各読者達のDropBox個人スペースに上がっていることは自然だと思いますし、逆に喜ばしくも感じます。ってかぼくは、自分自身の書籍をPDF化してDropBoxにアップしてますし(゚Д゚)

まぁ許可があれば問題ないのでしょうから拙著は全然オッケーです(^^;

ただもちろん、DropBoxから不特定多数の人に共有するのはNGですが。

その他の著作権付ファイルは、やむを得ないので「グレーなことはNG」というしかないですね。

 

DropBoxさんへのお願い

以上、『PDF閲覧におすすめのアプリ』についてでした。

PDF閲覧だけならDropBoxアプリがかなり使える、ということですね。

ぼくの場合は、仕事で読まなければならない書類をガンガンスキャンして、どんどんDropBoxにあげています。これだけでも、移動中に書類に目を通せて非常に便利。

あと動画。これまた仕事で見ておくべき動画がわんさかあるのですが、こっちは、著作権者の許可を得てDropBoxにアップして見ています。動画の場合は、先にお話しましたとおりオフライン機能を使うこと必須ですね。

まぁ最大のネックは、「ぼくがそこまで外出しない」ということなのですが……!

自宅兼事務所なので通勤もありませんしねぇ(-_-)

 

結びとしてDropBoxさんへのお願いをひとつ。

DropBoxアプリの閲覧機能は、プレビューであること重々承知しておりますが、でも、しおりの同期機能はぜひとも付けて頂きたいですね!

例えば、移動中にiPhoneでPDFファイルを10ページ読んだら、帰宅後iPadでそのPDFを開くとちゃんと10ページ目が開かれている──という機能がほしいです。

Kindleの同期機能みたいなヤツですね。

PDFに限らず動画や音声も、iPhoneで10分34秒まで再生したら、iPadでも10分34秒から再生できて、その後iPadで5分目まで巻き戻したら、iPhoneでも5分目から視聴できる──そのようなしおり同期機能があればもうほんとベストですわ。

それにこれは、巨大なクラウドを持つDropBoxだからこそやれる機能でもありますし。普通のPDF閲覧アプリは、そもそもクラウドを用意することが難儀なのでそこまでできないでしょうしね。

いまは、その『しおり機能』がないので、ぼくはどうしているかというと、iPhoneとiPadとでは、別々のPDFを読むようにしてしています。

とまぁそんなこんなで、PDF閲覧にDropBoxアプリ、ぜひ使ってみてくださいませ〜。